鮮やか山車18台、小江戸を彩る 川越まつり始まる お囃子ぶつけ合い「まつりで台風被災者を元気に」

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向かい合う山車から双方の囃子がこだまし、提灯が乱舞した曳っかわせ=19日午後8時ごろ、川越市内

 埼玉県の川越市が1年で最もにぎわう大祭「川越まつり」(同協賛会主催)が19日、市中心部で始まった。絢爛(けんらん)豪華な山車18台が小江戸川越を鮮やかに彩った。令和初の巡行となり、370年以上の歴史を誇る祭礼が新たな年輪を刻んだ。

 午後1時ごろ、装束をまとった神輿(みこし)行列が川越氷川神社を出御し、山車行事の原型とされる神幸祭が始まった。山車9台が神輿に供奉し、蔵造りの町をゆっくり進んだ。

 日が暮れると祭りのハイライトとなる曳(ひ)っかわせが繰り広げられた。各町自慢の山車が交差点で対面し、お囃子(はやし)をぶつけ合う光景に、たくさんの見物客が魅了されていた。

 直前の台風19号に伴う豪雨は市内に大きな爪痕を残した。19日は未明まで雨が降り、被災者を不安にさせた。川越市山車保有町内協議会の井上誠一郎会長(82)は「台風の被害に遭われた方を川越まつりで元気にしたい」と話す。

 最終日の20日は午後1時半から、令和元年奉祝山車巡行が行われる。曳っかわせは午後6時半から同9時ごろまで。

 問い合わせは、川越駅観光案内所(電話049.222.5556)へ。