長崎ダルク 20周年記念フォーラム 「自分の居場所できた」

トークショーなどがあった設立20周年記念フォーラム=長崎市上町、NBCメディア・ワン

 薬物、アルコールなどさまざまな依存症を対象とした回復支援施設「長崎ダルク」の設立20周年記念フォーラムが19日、長崎市内で開かれ、トークショーなどがあった。
 同施設はNPO法人ちゅーりっぷ会(中川賀雅代表)が長崎市目覚町で運営。同市魚の町にも相談室がある。現在約20人が共同生活しながら日々ミーティング活動などを重ね、回復を目指している。
 フォーラムには全国のダルク関係者ら約200人が参加。冒頭、自身も依存症だった長崎ダルクのスタッフらが「ダルクと出合って自分の居場所ができた」「これからも一日一日をベストを尽くして生きていきたい」などと思いを語った。
 トークショーでは、日本ダルクの近藤恒夫代表や、薬物依存症からの回復を目指し日本ダルクのスタッフを務める元タレント田代まさしさんらが登壇。近藤代表は「依存症の人たちが社会復帰しやすくなるように、社会や対人関係について学ぶ場をつくりたい」と話した。

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