メクル第407号 乳搾りにチャレンジ 雲仙・北串小

「すべすべしてる」。牛の毛並みに笑顔

 雲仙(うんぜん)市小浜(おばま)町の市立北串(きたぐし)小(中川典二(なかがわのりじ)校長、63人)で11日、児童が牛の乳搾(ちちしぼ)りに挑戦(ちょうせん)しました。
 牛乳(ぎゅうにゅう)ができるまでを知り、命の大切さを感じてもらおうと、地元酪農家(らくのうか)でつくる同町酪農同志会(どうしかい)が毎年町内の小学校で実施(じっし)しています。同校の4、5年生23人が参加しました。
 児童は牛の育て方や、牛の特徴(とくちょう)などを学んだ後、校庭に出て乳牛3頭と対面。牛の体や頭をなでたり、ミルクをやったりして「すべすべしてる」「かわいい」と歓声(かんせい)を上げました。
 大人に教わりながら乳搾りを体験しました。4年の笹田稀悠(ささだきゆう)君(10)は「初めてだったけど、牛のおっぱいはぷにぷにしてた」と笑顔。生クリームを振(ふ)ってバター作りに挑戦し、最後はみんなでパンに塗(ぬ)って味わいました。

牛の乳搾りに挑戦する児童=雲仙市立北串小

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