朝夕と日中の気温差が激しい季節の変わり目は、ワームを使った食わせの釣りでもバスに口を使わせられない難しい状況に出くわすことがしばしば。そんなときに突破口を開いてくれるのがリアクションの釣り! 経験豊富な理論派アングラー、黒田健史さんが実践しているお手軽かつ効果てきめんなリアクション特化スピナベチューンをご紹介!
リアクションバイトを誘うためのワザアリチューン!
まずは上のタイトル写真を今一度よ~くご覧くださいませ。
これ、国内最高峰カテゴリーJBトップ50で活躍している黒田健史さん所有のスピナーベイト『バンタム スウェジーDW1/2オンス(シマノ)』なんですけど、オリジナルの状態ではありません。
あるパーツをちょっとチューンしているのですが、どの部分かわかります?
答えは5秒以内で!
【Profile】
黒田健史(くろだ・けんし)
1985年生まれ。国内最高峰カテゴリーJBトップ50メンバーであり、今季開幕七色ダム戦では見事3位入賞。年を追うごとに存在感を増している注目株だ。
長年の経験と高度な技術、そして豊富な知識に裏付けられたタックルに対する造詣の深さは特筆すべきもの。バスのみならず、ソルトゲームにも精通している。
「トレーラーフックをつけている!」
正解! だけどそれだけじゃない。
「ブレードに色つけてる?」
ぶぶー。違います。使いすぎてこうなりました。
正解は、「リアブレードをサイズダウンしている」です。
こうすることによって水の抵抗を少なくし、同じレンジをより速く巻くことができる=リアクションバイトを誘うことができるのです。
黒田「昨日、若干リアクション的に食ってきている感があったのでスピードを活かしたい。それと、オリジナルのブレードサイズだとパワーがあるので、その部分を控え目にしつつ、という感じです」
その結果がこれだ!
ブレードを変えればスピナーベイトの性格が変わる!
スペアブレードとスプリットリングプライヤーを用意しておけば、現場ですぐに実践できるお手軽チューン。にもかからわず、その効果は絶大!
黒田「スピナーベイトのローテーションというと、まるっと違うモデルにシフトする人が多いと思うんですが、このチューンを施すだけでも結構性格が変わるので試してみてください」
当取材は同じくトップ50メンバー・佐々一真プロと、台風15号通過の2週間後に千葉県・三島湖で実施。記録的な大雨による増水&濁りが残った初秋のリザーバーで、2人はどんな展開をしたのか?
10月26日発売のルアーマガジン12月号をお楽しみに!