真備のNPO 茨城の台風被災地へ 物資配布や炊き出しを計画 

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支援物資とともに、倉敷市真備町地区産のタケノコを車に積み込む茅野代表理事(右)ら

 西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区の住民らから寄せられた物資を台風19号の被災地に届けようと、NPO法人「災害支援団ゴリラ」(同町有井)は20日、河川の決壊などで甚大な被害を受けた茨城県常陸太田市へ向け出発した。

 同法人の茅野匠代表理事(47)らが台風被害発生直後から会員制交流サイト(SNS)や電話で物資の提供を呼び掛けるとともに、被災した自治体などとニーズを調整。真備の被災者を中心に水やタオル、衣類など約9トン分が集まった。

 被災地や同法人へのメッセージを添えた住民も多く、高齢者が「もう死んでもいいかと思ったのですが、みんなの親切によって笑える日々を迎えています。気をしっかり持って」と励ましたり、小学生が「おこづかいを入れています。人を助けてください」と記したりしている。

 茅野代表理事とスタッフ計4人がトラックなど車両3台に物資約7トンを積み込み、同日朝、支援者らに見送られて真備を出発した。21日から現地で物資を配るほか、11月中旬まで被災地に滞在し、同町地区産のタケノコを使った炊き出しを計画している。

 茅野代表理事は「被災者に温かい食事を届けて話を聞くなど、心に寄り添う支援をしたい」と話した。