CAってどんなスケジュール?
CAってどんなスケジュールで一日を過ごしているの?とよく聞かれることがあります。
せっかくなので、ヨーロッパとアメリカの代表路線である「成田ーパリ」「成田ーニューヨーク」を例にご紹介したいと思います。
【成田―パリ】の客室乗務員のスケジュール:
7:30 起床8:30 家を出る10:30 成田到着
・制服に着替え、身だしなみ整える
・お客様情報のチェック、事前準備
12:50 ショーアップ・ブリーフィング
・出国手続き
・機内の準備
14:35 成田発・フライト時間12時間35分
20:10(日本時間3:10) パリ着・機内チェック
・入国審査
・ホテルへ移動
22:30(日本時間5:30) ホテル到着23:00(日本時間6:00) 夕食25:00(日本時間8:00) 就寝
気づいた!?24時間起きっぱなし!?
このスケジュールからお分かりのように、出発前起きてからパリで就寝するまで、約24時間CAは起きっぱなしです。
もちろん途中に休憩はありますが、眠れる時間は1時間30分あれば良い方。
出発前にしたお化粧も24時間そのまま。
また、到着後は日本時間が夜中なのでできればすぐに寝たいところですが、お食事などもあると眠い目をこすって行くことになります。
パリ到着後は、基本的には翌日がオフになり、その翌日にパリを出発します。
【成田―ニューヨーク】の客室乗務員のスケジュール:
5:00 起床5:30 家を出る7:30 成田到着・制服に着替え、身だしなみ整える
・お客様情報のチェック、事前準備
9:25 ショーアップ・ブリーフィング
・出国手続き
・機内の準備
11:10 成田発・フライト時間13時間5分
11:15(日本時間0:15) ニューヨーク着・機内チェック
・入国審査
・ホテルへ移動
13:30(日本時間2:30) ホテル到着 14:00(日本時間3:00) 昼食15:00(日本時間4:00) 就寝orショッピングなど
ニューヨークは着いても眠れない?
パリ同様、起床してから約24時間ずっと起きっぱなしなのはニューヨークも変わりません。
大きく違うのは、到着したらニューヨークはお昼ということ。
ここで到着後すぐ寝てしまうと時差ボケになってしまう可能性があります。
そのため、どんなに疲れていても、どんなに眠たくても、少し無理してニューヨークのお昼時間を過ごすのが時差ボケにならないポイント。
そうすると、初日の夜にぐっすり眠れて、翌日のオフも有効に過ごすことができます。
もちろん眠たい時は仮眠もしますが、その際は数時間の仮眠に留めておくことで時差ボケを防いでいます。
共通点は24時間以上起きていること
CAってどんなスケジュールで一日を過ごしているの?というのは、意外とよくある質問!
この他にも行く場所・空港によっても時間帯も様々です。
もちろん、今回のパリ・ニューヨークもほんの一例です。
航空会社によって出発時間も変わってきます。
ただ、長距離フライトであれば24時間以上起きているというCAは少なくないはず。
空港で客室乗務員を見かけたら、このようなスケジュールで動いているんだなと頭に思い浮かべてみてくださいね。