【ALCS】アルトゥーベ劇的弾 アストロズがWS進出!

【ヤンキース4-6xアストロズ】@ミニッツメイド・パーク

アストロズが3勝、ヤンキースが2勝で舞台を再びアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークに移したアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦は、最終回に劇的なドラマが待っていた。4対2と2点をリードして迎えた9回表、アストロズはクローザーのロベルト・オスーナを投入して逃げ切りを図ったが、一死一塁からDJレメイヒューに同点2ランを被弾。しかし、直後の9回裏、ヤンキースの守護神アロルディス・チャップマンから二死後にジョージ・スプリンガーが四球を選び、続くホゼ・アルトゥーベが左中間へサヨナラ2ランを放って熱戦にピリオドを打った。4勝2敗でヤンキースを破ったアストロズは、2年ぶりのワールドシリーズ進出が決定。オスーナが勝利投手(1勝0敗)、チャップマンが敗戦投手(0勝1敗)となり、シリーズMVPにはアルトゥーベが選出された。

両軍ともブルペン・デーでの戦いとなった一戦は、初回にアストロズがユリ・グリエルの3ランで先制。ヤンキースは2回表にゲーリー・サンチェスのタイムリー、4回表にジオ・ウルシェラのソロ本塁打で各1点を返して1点差に詰め寄ったが、アストロズは6回裏に無死一・三塁のチャンスを作り、アレックス・ブレグマンのショートゴロの間に1点を追加した。その後、アストロズ守備陣が好守を連発して2点のリードを守っていたが、9回表にクローザーのオスーナが痛恨の被弾。しかし、最後はアルトゥーベが9回裏二死一塁からひと振りで試合を決めた。

アストロズのA.J.ヒンチ監督は「敗退がかかったチームに対してリードをすると、相手に大きなプレッシャーを与えられる」と語り、常に主導権を握る形で試合を進められた点を評価。チーム全体の奮闘を評価しつつ、初回に飛び出したグリエルの3ランを勝因に挙げていた。

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