第6戦サヨナラ弾のアルトゥーベがALCSのMVPに選出

日本時間10月20日、アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズが終了し、アストロズが4勝2敗でヤンキースを破って2年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。MVPには第6戦の9回裏に劇的なサヨナラ2ランを放ったホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)が選出。アルトゥーベは6試合で打率.348、1二塁打、2本塁打、3打点、OPS1.097の大活躍を見せた。

MVPの表彰式でトロフィーを手にしたアルトゥーベは「ベースを回っている間のことで僕が唯一覚えているのは、もう一度ワールドシリーズへ進出する機会を手にすることができたことについて神に感謝したことだ」とコメント。「球場中の全ての人々に感謝したい。あなたたちの存在が、僕たちがここにいられる最大の理由なんだ。チームメイトもみんなMVPだよ。ワールドシリーズの戦いが待ち切れないね」とファンやチームメイトへの感謝を口にした。

アルトゥーベは、レイズとの地区シリーズ5試合でも打率.350、3本塁打、OPS1.281の好成績をマーク。現在ポストシーズンでは、2017年のワールドシリーズ第7戦から20試合連続出塁(球団記録)を継続中であり、ポストシーズンには無類の強さを誇っている。レギュラーシーズンとポストシーズンの両方でMVPを受賞した二塁手は、メジャーリーグの長い歴史のなかでアルトゥーベただ1人である。

A.J.ヒンチ監督は「ポストシーズン・バージョンの彼は本当に素晴らしいんだ」とアルトゥーベのポストシーズンでの活躍を絶賛。「彼はスター選手であるにもかかわらず、とても謙虚だし、ハングリー精神も旺盛だ。チームメイトにも良い影響を与える存在だし、ホゼ・アルトゥーベはアストロズの象徴なんだよ」とスター二塁手への全幅の信頼を語った。

2年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて、ナショナルズとワールドシリーズで激突するアストロズ。アルトゥーベはワールドシリーズの舞台でも最高の輝きを見せてくれることだろう。

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