アメリカでのレストランマーケティング -お店検索はYelpからGoogleへ-

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アメリカでは日本食ブームが続いています。すでに市民権を獲得しているSushiは独自の進化を遂げながら、今や全米のだいたいどの都市にも店があります。近年急増しているのがラーメン。こちらはまだ寿司ほどの認知はないものの、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコといった大都市以外の中都市にも徐々に広がりつつあります。このブームに乗り、一風堂、一蘭、山頭火などのラーメンチェーンの他にも、牛角、大戸屋、くら寿司、丸亀製麺、伝説のすた丼屋、ゴーゴーカレーなどの日本の大手外食チェーンが続々とアメリカに進出してきています。

デジタル先進国でのアメリカではどんな業種でもWebマーケティングが欠かせません。特にレストランのようなローカルビジネスはモバイル対策・ローカルSEOが必須となります。今回はアメリカでのレストランマーケティングのポイントをいくつか解説します。

 

1.ウェブサイト開発よりもプラットフォーム対応を重視

No Click Search(ノークリックサーチ)という言葉をご存知でしょうか?これはGoogleのような検索エンジンで、検索したもののそこに表示される外部サイトのURLをクリックしなかった場合のことです。今年6月、GoogleのNo Click Searchの割合が49%にのぼるという調査結果が発表され、SEO業界に衝撃が走りました。

これはどういうことかと言うと、検索したものの目ぼしい外部サイトがなかったというケースもあるとは思いますが、検索した時にGoogle上に表示される情報で調べ物が完結してしまっているということを意味します。近年のGoogleはポータルサイトとしての検索エンジンのみならず情報サイトとしての性質を高め、Google内のエコシステムで多くのことができるようになってきています。基本情報の獲得、位置情報の検索、レビューの閲覧、ホテルの予約、一部オンラインショッピングなどは外部サイトにわざわざアクセスする必要がありません。さらにモバイル検索においては60%がNo Click Searchと言われています。

ここでのプラットフォームとはGoogle(主にGoogle MAP=Google My Business)と、レストランと相性の良いソーシャルメディア、レストラン検索サイトを指します。お店のWebサイトがあることはSEO対策につながるので不要とは言いませんが、レストランビジネスに関して言えば“あればいい”というレベルです。なのでWebサイト開発にマーケティング費用を費やすよりは、これらのプラットフォーム上の情報を充実させることを重要視しましょう。

 

2.YelpよりもGoogleを優先

日本での食べログのような、アメリカでの口コミサイトと言えばYelp、でした。数年前までは。

上のグラフにあるように、レストランに関する月間レビュー数は3年ほど前からすでにGoogleがYelpを越えました。またYelpは店舗側からの評判の悪さも手伝い、今後巻き返すことはほぼ無いと思われます。Yelpの利用者数も一定数いるのでお店ページはあるに越したことはありませんが、ウェブサイトと同様、あればいいレベルと割り切り、重視するのはGoogleでOKです。どのようにGoogle対策をしたらいいの?という方は下記の記事を参照してみてください。

→ Google MAPで上位に表示されるためには?

 

3.ソーシャルメディアを活用(特にInstagram)

Google Mapと同様に力を入れたいのがSNS、特にインスタグラムです。インスタグラムは写真メディアであり拡散する仕組みがあるのでレストランと相性が良く、ぜひ活用したいツールです。

インスタ映えとも揶揄されますが、特にアメリカではソーシャルメディアの力はバカにできません。お店側が定期的に投稿してアカウント運営するのは理想ですが、現実的にリソースが割けない場合は店の内装やライティング、目を引く料理・ドリンクなどを工夫し、ユーザーが進んで宣伝してくれるような仕掛けを作りましょう。

 

4.”BEST 〇〇(レストランカテゴリー) in ✖✖(エリア名)”検索に対応しよう

最後は少しPR的な手法になります。前回のブログ記事で”Near me search”が増えているという話をしましたが、同じくアメリカでよく使われる検索フレーズがこの”Best 〇〇”です。「Best cafe in Miami」のように使われます。

この検索においては特定の店のページが上位に表示されることはほぼありません。代わりに、ローカルメディアやフードブロガーの書いた“トップ10”的な記事が並びます。お店のあるエリアに関してどんな記事が上位に表示されるのか調べ、さらにその記事の執筆者にコンタクトしてみましょう。直球でお店の紹介を記事中に入れてもらえるようお願いしてみてもいいですし、無料でお店に招待してさりげなく書いてもらえるよう促すのもスマートです。

 

アメリカでのレストランマーケティングに有効な方法をいくつかお話ししました。レストランビジネスで最重要なのは立地と商品力であることは言うまでもなく、マーケティングはあくまでそれらに問題がないことを前提に、商売をサポートするものでしかありません。一方で、お客さんがお店を調べる方法、選択する基準は確実に変わってきています。レストランビジネスに限ったことではありませんが、デジタルの進化にともない消費者の行動が変化していることを常に意識し、時代に取り残されないようにしましょう。

 

“アメリカでのWebマーケティングの秘訣💡”

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