児童ポルノを含むわいせつなDVDを違法に複製して販売したとして、県警少年捜査課と泉署は21日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反（提供）と著作権法違反の疑いで、大阪府守口市、会社役員（54）ら44～66歳の男7人を逮捕した。県警は同容疑者らがインターネットサイトで、約12万タイトルの複製DVDを販売し、少なくとも年間2500万円を売り上げていたとみて調べる。
7人の逮捕容疑は、共謀して昨年10月～今年8月、県内在住の男性4人に児童ポルノを含む複製DVD計25枚を1枚250～300円で提供した上、複製により映像製作会社4社の著作権を侵害した、としている。7人は著作権法違反については認める一方、「児童ポルノが（複製の中に）入っていた認識はない」などと供述、容疑を一部否認しているという。
県警は8月、大阪市内の貸倉庫にあった複製拠点を捜索。違法に複製されたDVD約14万枚、複製機器18台などを押収していた。県警によると、サイトは同容疑者が管理し、捜索以降、閉鎖された。
昨年8月に、「県警が以前摘発した児童ポルノがインターネットサイトで販売されている」との情報提供があり、捜査していた。
