人気と実力を兼ね備え“わが道を往く”音楽家・渋谷すばる

関ジャニ∞を脱退、ジャニーズ事務所を退所し、ソロ歌手としてスタートを切った渋谷すばるが快調な滑り出しを見せた。

今年4月にワーナーミュージック・ジャパン内に自主レーベル「World art」を設立し、再始動。10月9日にはファーストアルバム「二歳」をリリースした。このアルバムは、6万8848枚を売り上げ、オリコンのアルバム週間ランキングでも4位にランクした。

ある音楽関係者は「順位としては上位陣に入ったのがOfficial髭男dism、スピッツといった“強豪”がいたため、4位となりましたが、売り上げ枚数は予想以上。5万枚も売れれば大健闘かなと思って見ていた同業者は多かったので、さすが渋谷といっている人は多い」と言う。

来年1月から千葉の幕張メッセを皮切りに国内8か所11公演のツアーもスタートさせる。

前出の関係者は「アルバムの実績から考えて、会場の規模からいっても、ほぼ全会場がソールドアウト状態となるでしょうね。ジャニーズ在籍時代から、渋谷の人気はすごいものがあって、ジュニア時代には『東の滝沢、西のすばる』と言われていたほど。独立してジャニーズのブランドを外して、ソロとなっても、その人気を裏付けました」と語る。

ジャニーズを辞めたので、テレビには出られないとみられるが、「もともとバラエティー番組に出たくなくてジャニーズを辞めたといわれてますからね。アルバムを出して、ライブをやって、時にはファンミーティングみたいなのをやってというのを繰り返していくのでしょうが、すばるにとっては大成功と言っていいのでは」と同関係者。

赤西仁、渋谷と独立して成功するジャニーズが増えれば、同じような行動を起こすジャニーズタレントも出てきてもおかしくない。同関係者は「赤西にしても渋谷にしても、ジャニーズ時代から圧倒的な人気がありまし、音楽面も実力があった。そういうところを見間違えなければいいですけど」と指摘する。成功例がジャニーズタレントにどう映るか。(二浦誠)
*画像イメージ

© 株式会社ジェイプレス社