スコティッシュ・サムライ賞を受賞 長崎・田上市長

ワット氏の代理者である山崎さんから賞状を受け取る田上市長(右)=長崎市役所

 英スコットランドと日本の交流促進に貢献した人へ贈る今年の「ザ・スコティッシュ・サムライ・アワード」に田上富久長崎市長が選ばれた。主催組織の関係者が21日、市役所で市長に賞状やメダルを手渡した。
 賞は、スコットランドで空手の普及に長年尽力し、旭日双光章も受章したロナウド・ワット氏が1994年に創設、延べ150人以上に贈ってきた。スコットランド出身で長崎ゆかりの貿易商グラバーが「スコティッシュ・サムライ」と呼ばれていたことにちなんだ。
 長崎市は、グラバーが幼少期を過ごしたアバディーン市と「市民友好都市」関係にある。8月には中学生14人を現地へ派遣し、ホームステイで交流を深めた。
 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で長崎市はスコットランド代表のキャンプ地だった。ワット氏の代理である東京都の会社員、山崎一男さん(62)から賞状を受け取った田上市長は「スコットランドに興味を持つ人が増えたと思う。いい交流を続けたい」と語った。

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