本の「福袋」貸し出し 相模原市立図書館

 新年に、新たな本との出合いを−。相模原市立図書館(同市中央区鹿沼台)が、中身が分からない状態で本を貸し出す「としょかん福袋」を5日から用意する。利用者に、いつもと違うジャンルや作家の本を手にしてもらおうという趣向で、同図書館は「袋を開けたときの喜びを味わってほしい」と話している。

 今回で5回目の取り組み。前回は40セットを用意したが、貸し出し初日の午前中になくなったため、今回は60セットを用意した。

 選書は同図書館の司書が担当。福袋には「野球の名将かく語りき」「いろいろな父親がいるのです」といったラベルが貼られ、利用者はこのキャッチフレーズを手掛かりに選んで借りる仕組み。

 大人向けは2冊一組、子ども向けは3冊一組が1セットで、なくなり次第終了する。

 同図書館は5日午前9時30分開館。問い合わせは、同図書館電話042(754)3604。

© 株式会社神奈川新聞社