UBSマネージングディレクターのチョー・オイ・イー氏がiSTOXの最高商務責任者就任へ

UBSマネージングディレクターのチョー・オイ・イー氏がiSTOXの最高商務責任者就任へ

AsiaNet 81111 (2019)

【シンガポール2019年10月22日PR Newswire=共同通信JBN】
*チョー氏はiSTOXの事業拡大推進と、発行人と投資家のネットワーク構築を担当へ

世界のあらゆる主要金融センターでデジタル証券のエンドツーエンド発行、管理、取引を提供する初の規制プラットフォームであるiSTOXは、チョー・オイ・イー氏を同社初の最高商務責任者(CCO)に任命したと発表した。

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(UBSマネージングディレクターのチョー・オイ・イー氏がiSTOXの最高商務責任者(CCO)に就任へ)

チョー氏は投資・銀行業界で20年以上の経験を有し、ごく最近までUBSのマネージングディレクター兼シンガポール・コーポレートクライアント・ソリューション担当ヘッドを務め、UBS Singaporeの投資銀行業務を担当していた。iSTOXでの新しい職務で、チョー氏は投資家と発行人のネットワークを構築することによって同社全体の事業拡大を推進するiSTOX経営陣の主要メンバーになる。同氏は2020年1月までにiSTOXに入社する。

同氏は「資本市場の展望にいくつかの根本的変化が見受けられ、シンガポールとiSTOXチームがこの変化を巧みに利用できる比類のない地位にあると確信している。このチームに参加できることを大変うれしく思う。iSTOXが21世紀の発行と投資に向けた最適なプラットフォームに成長することを支援していきたい」と語った。

チョー氏の任命はiSTOXにとって戦略的に重要な時期に行われた。iSTOXは発行人・投資家ベースを拡大する計画を開始し、2020年初めにシンガポール通貨監督庁(MAS)のフィンテック・レギュラトリー・サンドボックス(Fintech Regulatory Sandbox)からの卒業を目指している。

ICHXのダニー・トー創業者兼最高経営責任者(CEO)は「われわれのCCO職に、オー・イー氏のような卓越性、名声、経験を備えた人物を必要としていたことは明白だった。その他の条件として、われわれは、上級レベルにおけるセキュリティー、発行、取引の経験を備えた人物、主要な機関投資家、ビジネスリーダー、ファミリーオフィスなどと優れた関係を持つ人物、そして何よりも発行人と投資家が直面する課題と機会を深くかつ直感的に理解できる人物を必要としていた」と語った。

iSTOXのダリウス・リュウ共同創業者兼最高戦略責任者(CSO)は「オー・イー氏をチームに歓迎する。われわれは、iSTOX資本主勘定への申し込みを開始し、われわれが目指す来年初めのサンドボックス卒業に先んじてエキサイティングな発行人パイプラインを計画している」と語った。

iSTOXはどのような企業か。

従来の取引所と比較して、iSTOXはより柔軟で安価、かつ包摂的な選択肢であり、これまで利用できなかった非伝統的な投資の選択肢を提供する。

iSTOXは高度なスマートコントラクトと分散型帳簿テクノロジー(DLT)の能力を活用し、発行・取引プロセスを効率化して、投資家と発行人が直接結びつき、取引できるようにすることによって、資本市場のあるべき姿を再定義することを目指している。さらに、iSTOXのプラットフォームは、それぞれの発行人向けにカスタマイズ可能な仕組みによって、規制を受けたデジタル証券の発行、投資、取引を可能にする。

iSTOXの主要な利害関係には、マルチアセット市場インフラストラクチャーと市場取引でアジアをリードするシンガポール証券取引所(SGX)、急成長する企業への投資を専門とするTemasek Holdingsの子会社Heliconia、さらにタイの有力投資・プライベート銀行で、Kiatnakin Phatra Financial GroupメンバーであるKiatnakin Phatra Financial Groupが含まれている。iSTOXは世界的な法律事務所アレン・アンド・オーヴェリー、多国籍監査事務所のPwCとデロイト、一流の企業財務アドバイザーのSAC CapitalおよびRHT Capitalとも提携している。

ソース:iSTOX