【日本S】巨人が悪夢の3連敗 初戦から3連敗は球団史上6度目、逆転Vは1989年のみ

巨人・原監督【写真:Getty Images】

同点の4回に一挙4失点、亀井の2打席連続弾も空砲に

■ソフトバンク 6-2 巨人(日本シリーズ・22日・東京ドーム)

 巨人は22日、本拠地で行われたソフトバンクとの日本シリーズ第3戦に2-6で完敗。3連敗を喫し、2012年以来7年ぶり日本一へ後がなくなった。

 巨人は1回、亀井の右越えソロで先制した。しかし先発のドラフト1位ルーキー高橋が2回、グラシアルに同点ソロを浴び、3回2死一、二塁ではデスパイネに中前適時打を許して勝ち越された。

 それでもこの日の巨人は食い下がる。亀井が3回、2打席連続となる2号ソロを右翼席上段に叩き込み2-2の同点に追いついた。

 しかし3番手で登板した19歳のドラ6ルーキー戸郷が自らのミスでピンチを広げて失点を重ねる。1死から内川に左前打、甲斐に四球を与えて一、二塁とすると、バンデンハークのバントを処理した戸郷が三塁へ悪送球。満塁にすると、長谷川勇に左犠飛を許して勝ち越される。さらに2死満塁から柳田に押し出し四球を与え、続くデスパイネに左前2点打を浴びた。この回痛恨の4失点を喫した。

 巨人が日本シリーズで3連敗を喫したのは1957、59、76、89、90、96年の6度。そのうち日本一に輝いたのは近鉄を破った89年のみ。逆転日本一の確率は16.7%だ。

 30年前は東京ドームでの第4戦に5-0で勝って息を吹き返した。崖っぷちからの大逆転を目指し、巨人は23日の第4戦に臨む。(Full-Count編集部)

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