創成館 明豊と準決勝 勝って選抜確実に

九州地区高校野球第4日

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準決勝に向けて守備を確認する創成館の選手たち=佐賀県立森林公園野球場

 第145回九州地区高校野球大会第4日は23日、佐賀市の佐賀県立森林公園野球場で準決勝2試合が行われる。4強入りしたのは、長崎県第2代表の創成館をはじめ、明豊(大分)、鹿児島城西、大分商。創成館は第1試合(10時)で明豊と対戦する。来春の選抜大会の九州からの出場枠は「4」。決勝に進めば、ほぼ確実となる。
 創成館は1回戦で熊本国府に4-2、準々決勝で宮崎日大に4-3と接戦を制してきた。2試合とも先発したエース左腕白水を軸に、投手陣が粘投。バックも無失策で支えてきた。県大会で打率2割9分1厘とやや物足りなかった打線も奮起。ここまで猿渡、松永の3、4番を中心に、スタメン全員が快音を響かせており、2試合連続で2桁安打を記録している。
 一方の明豊は1回戦で唐津商(佐賀)に20-14、準々決勝で沖縄尚学に7-6と2試合連続で逆転勝ち。計37安打を放つなど、大分県大会と同様に打率4割超と攻撃陣に迫力がある。投手陣は2試合で18与四死球、バックは4失策と精彩を欠いているが、昨季から活躍する左のエース若杉を筆頭に、本来は守備力も高い。
 創成館の勝利のカギとなるのは、投手の継投のタイミング。相手の強打に対して後手に回らないようにして、打線が勝負強い一本で得点を重ねたい。

 ■投手の起用法が焦点 

 準決勝を控えた創成館は22日、会場の佐賀県立森林公園野球場などで調整練習。投内の連係プレーやノックなどで汗を流した。対戦する明豊(大分)の前身で別府大付出身の稙田監督は母校との大一番について「打線は恐怖だが、決して内容がいいわけではない。うちは粘り強くいい試合ができている。次も接戦に持ち込むしかない。5点くらいの勝負で」と闘志を燃やしている。
 ポイントになるのは5人の投手の起用法。リードする捕手の浦邊は「ゼロに抑えることだけではなく、点を取られた後にどうするか、先のことを考えたい。九回が終わった時に1点でも勝っていればいい。一人一人の持ち味を引き出していく」と気を引き締めた。
 攻撃は2試合で記録した19の残塁をいかに減らせるかが焦点。攻守の要となる遊撃の松尾は「今まで以上に相手の隙を見つけ、そこをつく」と優勝候補筆頭に対して一歩も引かない構えだった。