生田絵梨花&神木隆之介がミュージカルで共演! 初舞台の神木は「僕にとっては先生です」と生田を師事!?

生田絵梨花&神木隆之介がミュージカルで共演! 初舞台の神木は「僕にとっては先生です」と生田を師事!?

ミュージカルの経験が豊富な生田絵梨花と、意外にも今回が初舞台となる神木隆之介。舞台「キレイ-神様と待ち合わせした女-」への期待と思いを語る。

──舞台「キレイ~」への出演が決まり、今のお気持ちは?

生田

「前回の公演を劇場で観客として見ていたのですが、まさか自分がケガレを演じるとは思ってもいなかったので、びっくりです。松尾スズキさんの作品に呼んでいただけるのはなかなかないことなので、楽しみながら頑張りたいです」

神木

「僕は…緊張しています。初舞台で右も左も分からないのですが、過去に共演させていただいた方が多いので、安心している部分もあります。周りからの反響も大きくて、このような人気作に出演させていただくのは光栄ですし、誇らしいです」

──神木さんは初舞台ですね。

神木

「そうなんです。舞台って、お客さんの反応がリアルタイムなので、狙ったのにウケなかったらショックだろうな…と(笑)。セリフが飛ぶ、かむ、間違えるとか、そういうことも含めて怖かったんです。でも26歳になって、まだ経験できていないことをやってもいいんじゃないかなと。僕がセリフをかんでもサポートしてくださる方ばかりですし、何よりも『キレイ』だから“やりたい”と思いました」

──生田さんはハリコナ役が神木さんと聞いてどうでしたか?

神木

「ショックじゃなかったですか?(笑)」

生田

「とんでもないです! 『探偵学園Q』(日本テレビ系)を見ていた世代ですから。ここで出会うんですか? いいんですか? という感じでした(笑)」

神木

「僕にとっては先生です」

生田

「やめてください(笑)」

神木

「セリフって覚えられるんですか?」

生田

「神木さん、覚えているじゃないですか(笑)」

神木

「舞台と映像では覚え方が違うと思うんですよ。舞台は長期的に覚えておかなきゃいけないけど、映像はシーンごとに単発的に覚えればいいので、僕は1本丸々覚えたことがなくて」

生田

「私は映像のことがあまり分からないので、大先輩が不安がっているのが不思議です。付いて行きたいのに“付いて行きます”って言われるし(笑)」

神木

「そりゃそうでしょ!」

生田

「私も新人として飛び込みたいんです!(笑)」

神木

「実は僕たち、すでに共演しているんですよね。ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)に出てきた、三友銀行のイメージキャラクターがいくちゃんで。あ、勝手ながらずっといくちゃんって呼んでいました(笑)。毎日現場に行くと、ポスターの中のいくちゃんに会えていたんです」

生田

「間接的にお会いできて良かったです(笑)」

──稽古中、楽しみなことは?

神木

「いくちゃんが不思議な子だと聞いているので、どういう人なのか知りたいです」

生田

「誰から聞いたんですか?怖いなぁ(笑)」

神木

「あと、阿部サダヲさんからは、“皆川猿時の近くにはいるな。あいつたたいてくるから”と言われました(笑)。それと、岩井(秀人)さんは、映画『桐島、部活やめるってよ』(’12年)と『バクマン。』(’15年)で僕の先生を演じてくださっているので、共演者というよりも、1人だけ“担任の先生がいる”みたいな感覚です(笑)」

──ご自身が演じる役以外で好きなキャラクターは?

神木

「宮藤官九郎さんが演じたマジシャンはカッコ良かったですよね。僕が知っている宮藤さんは、監督や脚本家として現場で笑っているイメージだったので、新しい一面を知って、あらためて尊敬しました」

生田

「私はカスミが好きです。“優しくしてあげている私でいたい”みたいな心情が面白いですよね。ケガレとの、ねじれているようで真っすぐな友情関係を、カスミ役の(鈴木)杏さんとどう築けるか楽しみです」

【OUR STAGE~心に残る】

神木

「ニューヨークで見た『メリー・ポピンズ』です。僕は英語が全く分からないんですが、言葉が分からなくても楽しめるんだ! と感動しました。歌も素晴らしいですし、セットの仕掛けもかわいらしくて。すごく印象に残っています」

生田

「最近ニューヨークで見た『ミーン・ガールズ』です。女子のカースト制度の話なんですが、女の子が“ザ・ブロードウェー”みたいな感じで歌ったり、バトルしたりする感じが楽しくて。日本はポップなミュージカルが少ないので、いつか『ミーン・ガールズ』みたいな作品に出られたらいいなと」

神木

「ニューヨークって、芝居を見るのも気軽だし、お客さんも“フー!”とか“イエーイ”とか自然に叫んでるよね」

生田

「参加型ですよね」

神木

「そうそう。舞台上の役者さんがいきなり客席に“どうなの?”と聞いてきたりして、すごく距離が近い。客席と舞台の境目を感じさせないし、観客を置き去りしない感じがすごいと思いました。ハリコナも参加型でやってみようかな(笑)」

【プロフィール】


神木隆之介(かみき りゅうのすけ)
1993年5月19日埼玉県生まれ。牡牛座。B型。最近の主な出演作に、映画「フォルトゥナの瞳」(’19年)、ドラマ「集団左遷!!」(TBS系)など。NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演中。出演映画「屍人荘の殺人」が12月13日、「ラストレター」が’20年1月17日に公開。

生田絵梨花(いくた えりか)
1997年1月22日ドイツ生まれ。水瓶座。A型。「なかよし60周年記念公演ミュージカル『リボンの騎士』」(’15年)、「ロミオ&ジュリエット」(’17年・’19年)、「レ・ミゼラブル」(’17年・’19年)など、多数のミュージカルに出演。「乃木坂工事中」(テレビ東京系)にレギュラー出演中。

【作品情報】


「キレイ─神様と待ち合わせした女─」
12月4日~12月29日 @Bunkamura シアターコクーンほか
チケット発売中

大人計画主宰の松尾スズキが作・演出を手掛けるミュージカル。戦争、民族紛争、少女監禁といった独特な設定やストーリーを、松尾ならではの視点で描く。’00年に初演、4度目となる今回は、生田が全ての過去を忘れた少女・ケガレ、神木が頭は弱いが枯れ木に花を咲かせる能力を持つ少年・ハリコナを演じる。

【プレゼント】


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ハガキでの応募方法は「TVガイド」11/1号(P114)をご覧ください。
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取材・文/石本真樹 撮影/髙橋定敬
ヘア&メーク/吉田真佐美(生田)、佐鳥麻子(神木) スタイリング/鬼束香奈子(生田)、百瀬豪(神木)

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