非常に強い台風21号の接近に伴い、小笠原諸島ではあす24日(木)は猛烈な風が吹いて大荒れとなり、うねりを伴った猛烈なしけとなる見込み。暴風や、うねりを伴った高波に厳重に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要だ。

　きょう23日(水)午前3時、台風は小笠原近海にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西に進んでいる。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルだ。

　台風はこのあとも非常に強い勢力を維持して、あす朝から昼過ぎにかけて、小笠原諸島に最も接近する見込み。

暴風・高波・高潮

　台風の接近に伴い、小笠原諸島ではあすは猛烈な風が吹いて、猛烈なしけとなる見込み。また、高潮のおそれもある。 暴風やうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要だ。

　また、台風の北上に伴って、東日本や西日本の太平洋側では、あすから台風によるうねりが入り、波が次第に高くなってしけとなる所がある見込み。あさって25日(金)は東日本の太平洋側を中心に風が強まり、警報級の高波になる可能性がある。

大雨

　小笠原諸島では台風の接近に伴って、あすは雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。

　土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒し、落雷や突風にも注意が必要だ。