パラーでも即位宣言に感動=「ぜひアマゾン川見に来て」

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 パラー州ベレン市在住で、パラー日系商工会議所の副会頭を務める山中正二さん(81、岩手県)は「夜9時から朝4時ごろまでずっと観ていた」。日本に居た頃から皇室には関心があり、「当時学んでいた東京農大の近くに上皇陛下が来られた時は、わざわざ見に行った」とも。
 天皇陛下にお会いしたことはないが、テレビを観て「国民と寄り添っていくことを強調し、世界平和も願う姿が素晴らしい。雅子様もだが、よく世界を見ていらっしゃる」と感動した様子。天皇皇后両陛下に望むことは、「ぜひベレンにいらっしゃる機会を作ってほしい。天皇陛下は水の研究されているので、アマゾン川や大熱帯雨林を実際に見ていただきたい。日伯で協力し合い、素晴らしい世の中にしていければ」と熱を込めた。
 パラー州トメアスー在住の鈴木耕治さん(79、福島県)は、「朝ニュースで観ました」と嬉しそうに語る。ちょうど天皇陛下がお言葉を述べるところで、「すごいと思った。新しい感じの天皇陛下だね」という印象を受けたという。
 天皇陛下との直接の面識はないが、「僕が移住する時に、ちょうど天皇陛下は生まれたんですよ」と運命的なエピソードを披露する。59年前の2月23日、鈴木さんがメキシコ沖にいる時に陛下は生まれた。「穏やかな航海日和の日でね、祝いのご馳走がたくさん出たんだ」と笑う。
 新時代となったが、「他の国にはない天皇家という存在を大事にすれば、日本人はまとまる。そのありがたさは、外にいればこそ痛切に感じる。日本ならではの歴史だからこそ、新しい時代にも守り続けてほしい」との希望を述べた。