【コラム・天風録】時代の変わり目

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 「即位礼正殿の儀」があったきのうまで、4連休だった人も多かったとか。ことし限りの祝日に合わせ、おとといの月曜日を休んだらしい。広島市のごみ処理施設では、平日の休みを利用し大型ごみを持ち込む市民の車が殺到、「想定外」の渋滞が起きたと本紙地方版で伝えていた▲令和に改元されたことしは働き方改革元年でもある。節目となる行事がきっかけとなって、柔軟な休み方が広まったのだとしたら、前向きに受け止めたい▲こちらも時代の潮目なのかもしれない。セブン―イレブンが、コンビニの代名詞である「24時間営業」を見直すことになった。深夜に店を休んで営業時間を短縮する。働き手が集まらず、過酷な働き方を強いられている店主らの負担を減らす▲深刻な人手不足に人件費も高騰し、苦境に立たされている店も多い。営業時間の見直しのほか、出店を抑え、千店のリストラにも踏み切る。右肩上がりだったコンビニビジネスが曲がり角を迎えているのは間違いない▲時短営業は当面8店舗で始めるが、全国では2千店余りが導入を検討しているという。「いつでも開いている」当たり前の風景が、新たな時代に様変わりするかもしれない。