憲法について関心高めよう

室蘭で文芸評論家・斎藤さん招き集い

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 憲法を守る室蘭地域ネット(増岡敏三代表)主催の秋の憲法の集いが20日、輪西町の市民会館であり、講師の文芸評論家、斎藤美奈子さん(62)=写真=が国民の政治意識などを説明した。

 市民ら約100人が参加。斎藤さんは2002年(平成14年)に「文章読本さん江」で第1回小林秀雄賞を受賞。今回は「いつも心に憲法を! ~暮らしから考える日本国憲法のいま~」をテーマに講演した。

 この中では、日本で右派が躍進し左派リベラルが退潮している状況などを説明。若者の政治意識について「自民党に投票する若者は多いが、憲法を変えてほしいと思っているわけではない。安倍政権が支持されているのは、改憲より景気や雇用の問題を重要に思う人が多いから」と分析した。

 さらに憲法改正草案には「個人よりも国を重視する思想が潜む」と述べた。「憲法はみんなを守る正義の味方」とし、「人権を含む憲法は今権力に押され、危うくなっている。身近なコミュニティーで政治について雑談し関心を高めることが大切」と話した。
(林帆南)