泉澤祐希「台風19号で被災された方々を元気づけられたら」長野・諏訪舞台に“家族の記憶”描く

2020年3月4日にNHK BSプレミアムで放送の信州発地域ドラマ「ピンぼけの家族」(午後10:00)の取材会が行われ、主演の泉澤祐希、共演の南沙良、柄本明が参加した。

同作は母と祖母に育てられた斉藤裕介(泉澤祐希)が、祖母の遺品から見つけた写真をきっかけに、町で出会った女子高生・宮下陽菜(南沙良)、カメラ修理技師の田村郁男(柄本明)らと交流し、忘れていた大切な“家族の記憶”を取り戻すストーリー。

主演の泉澤は「撮影真っ最中ですが、この諏訪に来たのは今回が初めてです。裕介同様、地元の方に聞きながら、いろいろな場所に行ったりして楽しんでいます。諏訪とドラマの魅力を伝えられるように頑張ります」と意気込み、南も「フィルムカメラで写真を撮ることが好きなので、諏訪の空気を感じながら撮影をしていて温かく感じます。諏訪地区の魅力を伝えられるように、最後まで頑張りたい」と報告した。

長野県・諏訪地域の印象について泉澤は「お肉が好きなので馬肉をいただいた。馬刺しが好きです。今後もまたいただきたい。お肉はエネルギー源になっています」とニッコリ。柄本は「カメラ修理店での撮影がありましたが、その際お店の方がコーヒーをいれてくれたり、ラグビーワールドカップを一緒に見ようと話したりしました。東京のうなぎとちょっと違う『うなまぶし』をいただいたがとてもおいしかった」と地方ロケを堪能している。

南は「諏訪湖の近くに行く機会がありましたが、すごくきれいでした。ちょうど天気のいい日で、諏訪湖の雄大さや穏やかさを感じました。フィルムカメラを持ってこなかったのでスマホで撮りましたが、フィルムカメラを持って撮ることができればよかったと思いました」と景色に見とれていた。最後に泉澤は「台風19号で被災された方々を元気づけられるドラマになるようにと思っています。写真の良さを改めて認識してもらいたいです。写真は昔の話をするきっかけになります。この作品を見てもらって、家族の団らんの機会が増える温かいドラマになればと思います」と訴えた。

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