後発医薬品から発がん性物質、約5千箱回収 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の薬

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【資料写真】滋賀県庁

 滋賀県は23日、後発医薬品メーカーの大原薬品工業(甲賀市甲賀町)が製造販売した胃潰瘍や十二指腸潰瘍の薬から発がん性物質が検出されたとして、同社が約5千箱の自主回収を決めたと発表した。

 県によると、健康被害の報告はない。健康への危険度を示す3段階の分類で最も高い「クラスⅠ」の医薬品の自主回収は県内メーカーでは初めて。
 回収対象は販売名「ニザチジンカプセル『オーハラ』」の75ミリグラムと150ミリグラムの2種類。厚生労働省の指示で同社が分析したところ、基準値を超える発がん性物質が含まれていた。出荷時期は2017年4月~18年5月で、全国の卸業者を介して薬局など514施設に納品した。