2019-20シーズンの欧州サッカーも開幕から3ヶ月近くが経過し、各チームの立場が明らかになってきた。
しかし1月1日には冬の移籍マーケットが開く。クラブの中での状況が悪化している選手は新天地を求めるためのチャンスとなるが…。
『Planet Football』から、「1月の移籍を間違いなく準備しているスター選手たち」をご紹介する。
クリスティアン・エリクセン(トッテナム)
昨季終了後に地元メディアに対して移籍願望を公にしたエリクセン。トッテナムとの契約は今季限りとなっており、もし延長されなければ来年フリーエージェントになるはずだ。
「ポグバは高すぎる」としてレアル・マドリーのペレス会長はエリクセンの獲得に動いたが、ジネディーヌ・ジダン監督が拒否したという報道があった。依然として苦しんでいる「白いチーム」の動きは気になるところだが…。
トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム)
エリクセンとほぼ同じ状況にあるアルデルヴァイレルト。契約は今季限りであり、非常に不安定な立場となっている。様々なクラブが彼を狙っていたと言われていたが、結局は夏の移籍が実現しなかった。
今は古巣であるアヤックスへの復帰が噂されている。俗に言う「カップタイド」(異なるクラブで同シーズンのCL、ELに出場することを制限するルール)が撤廃されたため、1月の退団に足かせもない。
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
バルセロナで5年間素晴らしい成功を収めてきたクロアチアの「王子」は、今季でチームを離れる可能性が高まっている。ルイス・エンリケとエルネスト・バルベルデに愛されてきたにもかかわらずだ。
ネイマールをPSGから買い戻すための条件として彼を譲渡しようとした…と言われるバルセロナに対し、ラキティッチは不満を抱いている。デ・ヨングの加入もあって出番も減少しており、1月には他のクラブに行く可能性が高い。マンチェスター・ユナイテッドも関心を抱いているとか。
アドリアン・ラビオ(ユヴェントス)
ユヴェントスはフリーエージェントの選手が大好きなので取ってはみたものの、このチームのボランチに入り込むのはかなり難しい。アーロン・ラムジーも加入しており、エムレ・ジャンまで弾かれている状況で。
ラビオはすでにユヴェントスの放出リストに入っているとも伝えられており、クリスティアン・エリクセンとのトレードでイングランドに行く可能性も示唆されている。
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ユヴェントスは明らかに今戦力が多すぎる状況にある。ましてや選手を固定しがちなマウリツィオ・サッリ監督の下では。マンジュキッチはその中で弾かれている選手の1人であり、出番はない状態だ。
すでにカタールへの移籍が近づいていると言われているが、他にもマンチェスター・ユナイテッドやミランなどが狙っているとも。サイドでも使えることを考えれば、それほどチームを選ばず活躍できるだろう。
エムレ・ジャン(ユヴェントス)
あまりにも肥大化してしまったユヴェントスの中で除外されてしまった選手、さらにもうひとり。チャンピオンズリーグのチームからも除外されてしまっており、まだ79分しかプレーしていない。
彼に対してもマンチェスター・ユナイテッドが関心を抱いていると言われており、新天地を求める可能性は高まっている。バランスがいい選手であるため、どのチームに入っても信頼できる存在になるだろう。
アーリン・ホーラン(レッドブル・ザルツブルク)
彼の父親アルフはイングランド生まれで、リーズ・ユナイテッドのファンだ。しかし流石にあの白いチームがホーランを獲得することはできないだろう。それほどまでに価値は高まっている。
今季ザルツブルクに加入したばかりであるが、すでに公式戦17ゴールを決める大活躍を見せている。オーストリアで収まるような才能ではないだろう。今のところホーランは移籍先について「噂にうんざりしている」と彼らしい塩対応を見せているが、メディアは間違いなく注目している。