「お出かけタクシー」運行開始 松阪市で初の事業、各地域の手本に 三重

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【住民の拍手に送られて出発する「お出かけタクシー」=松阪市虹が丘町で】

 【松阪】三重県松阪市の虹が丘町自治会(会長・米倉芳周市議)は23日、虹が丘町センターで路線バスに代わる乗り合いタクシー「お出かけタクシー」の運行開始式典を開いた。自治会員を対象に300円で利用でき、予約を受けて走る。月水金曜に1日往復各3便、同町から同市駅部田町のマックスバリュ学園前店まで金融機関やスーパーなど6カ所に止まる。

 三重交通の路線バス「ハイタウン松阪線」が平成19年に廃止されたため、同市神守町のカネ七タクシー(松本岳洋社長)と契約した。同市は委託料から運賃を引いた半分を上限50万円で補助する。

 式典には住民約30人が出席。米倉会長は「自治会に600世帯あり、80歳以上は毎年10人ぐらい増え、危機感を感じた。老人会、自治会、民生委員と2年間協議し、市の予算が付いて実現した」とあいさつし、松本社長とともに利用を呼び掛けた。

 竹上真人市長は「一番行きたい所をぐるっと回れる。市で初めての事業。大規模団地と近くを行き来できるお手本として各地域へ広めていきたい」と祝った。