長崎県諫早市立上山小(立山大喜校長、490人)はこのほど、長崎市の車いすバスケットボールチーム「長崎サンライズ」の川崎寿洋さん(57)ら選手3人を招き、交流体験授業を開いた。5年生66人が競技を通し、障害について考えた。
5年生の総合学習「人権について学ぼう」の一環で実施。選手は競技用車いすで激しくぶつかり合いながらスピーディーな攻防を実演した。児童はシュートを体験したが、ゴールリングまでボールが届かないことも多く、選手の指導を受けて挑戦した。
22歳の時に交通事故で右脚を失った川崎さんは「障害を上手に人生の中で生かそうと考えるようにしている」「車いすバスケに出会い、知らなかった世界に関わることで多くの仲間ができた」と児童に語りかけた。
野口蒼ノ心(そうのしん)君(11)は「障害を悪い方にとらえず、前向きな川崎さんの姿勢が心に残った」と話した。
車いすバスケ選手と交流 諫早市立上山小 障害考える授業
- Published
- 2019/10/24 11:00 (JST)
© 株式会社長崎新聞社