戸塚純貴を直撃!「ドクターX」新加入で「米倉さんに急に首をグッと引っ張られて、引き寄せられて…ドキドキしました(笑)」

戸塚純貴を直撃!「ドクターX」新加入で「米倉さんに急に首をグッと引っ張られて、引き寄せられて…ドキドキしました(笑)」

2年ぶりに復活し、第1話の毎分最高視聴率25.3%という高い数字をたたき出した、テレビ朝日開局60周年記念木曜ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)。今回は新キャストとしてドクターXチームに参加する戸塚純貴さんにインタビューを敢行! 戸塚さんが演じるのは、頭が良く優秀だがハングリー精神はなく、医師の働き方改革を遵守し定時で帰宅する多古幸平。出演が決まった時のお気持ち、共演者との裏話などを聞いてきましたよ。ぜひ、最後までお楽しみください。

──「ドクターX」第6シーズンになって新キャストに選ばれた時のお気持ちはいかがでしたか?

「たくさんの方が見てくださっているドラマに若手の医師役として参加できることは、単純にうれしかったですね。ずっと見ていたドラマだったので。でも、それと同時に怖さもありました。『自分が(このドラマで)できることは何だろう?』という壁に当たるのと同時に、医者の役をあまりやってこなかったのでそういう部分では新しい挑戦になるなという気持ちがありました」

──どなたかに報告されましたか?

「岩手県出身なんですけど、実家にいる母親に報告しました。仕事が決まると、よく家族に報告するんです。でも、出演させてもらう作品が放送されていないことが多くて…。『ドクターX』に関しては信じられないくらいのリアクションでした。すごく喜んでくれていました」

──「ドクターX」は岩手県でも放送されるので、ご家族の方にも見ていただけますね。

「家族もそうなんですけど、親戚や近所の人も『出るんだね!』と言ってくれたので、みんなが見てくれると思います。近所の人も声を掛けてくれるくらい、すごいドラマなんだとあらためて思いました」

──実際にチームに加わってみて雰囲気などはいかがでしたか?

「最初はやっぱり緊張しました。元々できているものがあって、歴史があって、キャラクターが確立されている…かつ、濃いキャラクターの皆さんばかりなので、その中で埋もれないようにと。若さだったり、熱さだったりをちゃんと出していかないとなと思いました。初日は本当に記憶がないくらい緊張していましたね。僕が演じる多古幸平は失敗してしまうことがある役なんですけど、大門未知子先生(米倉涼子)の姿とかを吸収して、役としても、俳優としても、失敗をチャンスに変えたいなと。成長した姿を役に投影しながら、最後まで演じ切れたらと思います」

──第2話の医局のシーンを見させてもらったのですが、長年やっているチームだからこそのアドリブの掛け合いが印象的でした。

「西田(敏行)さんをはじめとして、アドリブとかもちろんあるんですけど、それがすべて成立しているんです。元からある台本や演出をさらに超えようとしていく姿は、学ぶことがたくさんありますね。先輩方がカッコよく見えます。僕は、勝村(政信)さんと(鈴木)浩介さんと一緒にいるシーンが結構多いんです。テスト前とかスタンバイ中とかに台本の話をするんですけど、『ここ(アドリブで)しゃべっちゃおうよ』って言ってミニ稽古が始まって、それから監督に見せにいったりして出来上がっていたりしてます。現場では突拍子もないことが起きるので、神経をちゃんと研ぎ澄ましておかないといけないなと思っています」

──その中で、大門先生がタブレットを持ちながら多古先生をぎゅっと引っ張るシーンがあったと思うのですが…。

「(間髪入れず)すごい距離のやつ! ドキドキしました(笑)。台本上では文字だけの指示だったので、実際にどういうふうに詰められるのかは(台本を)読んでいる時には分からなくて…。あれも現場で決まったことなんですよ。急にグッと首をつかまれて、グッと後ろに引き寄せられたのですごくリアルな驚き方というか、リアルに大門先生におびえている…そんな表情が出ていると思います。それから、やっぱりドキドキしました(笑)」

──撮影を見ているこちらも、大門先生らしい行動にドキドキしました!

「あのシーンは最初の頃に撮影したこともあり、この人に最後までついていこうと思えるシーンでもあったなと思いましたね。これからもそういうシーンが増えていくんだろうなと思うので、大事にしていきたいです」

──先日行われた制作記者会見で“失敗しない自信のあるもの”という質問があったと思うのですが、戸塚さんが失敗しない自信のあるものはありますか?

「ユースケ(・サンタマリア)さんがカッコいいことを言ってましたよね。びっくりしました。『仕事選びに失敗しない。だから今の俺がいるんだ』って。『カッコいい!』って言っちゃいましたよ。僕が失敗しない自信のあることは何だろうなあ…。あ、けん玉の玉に刺す技は絶対に失敗しない自信があります」

──けん玉がお得意なんですね!

「けん玉を趣味でやってて、1年くらい前に初めてそこからずっと続けてやってます。絶対失敗しないと思います。10回中10回入るんじゃないかな。(後ろにいたマネジャーを見ながら)でも、このけん玉の話をすると『もっとちゃんとしたこと言いなよ』ってマネジャーに怒られちゃう…(笑)」(マネジャーが「いつも失敗してますよ。楽屋で結構失敗してるじゃん」とコメント)

「あ、結構失敗してる…。してたみたいです(笑)。(急にしみじみと)ほかに失敗しないことかぁ」

──けん玉の失敗しないことも十分すてきなエピソードです!

「(会見で)今田美桜さんが『シャインマスカットの選び方は失敗しない』って言ってたけど、あれはかわいい! すてきですよね。そういうのでも思いつかないからなあ…」

──大丈夫です! けん玉で行きましょう!

「いつかけん玉以外の失敗しないことを思いついたら、お伝えします(笑)」

──ありがとうございます! では、最後に2話の放送を楽しみにしている視聴者の方に一言お願いいたします。

「新キャストで多古幸平を演じさせていただくのですが、今までの『ドクターX』のスリルだったり、大門先生の医者としての覚悟だったりは変わらず、プラス要素として僕が起爆剤になれるように、現場では頑張りました。新しい『ドクターX』が見られると思うので、ぜひ2話も期待してください!」

──ありがとうございました! 第2話も楽しみにしています!!

【プロフィール】


戸塚純貴(とづか じゅんき)
1992年7月22日生まれ。岩手県盛岡市出身。2010年に開催された第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて「理想の恋人賞」を受賞し、芸能界入りする。11年にドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ系)で俳優デビュー。また、「仮面ライダーウィザード」(テレビ朝日系)、「カインとアベル」(フジテレビ系)、「銀魂2 掟は破るためにこそある」、「走れ!T校バスケット部」など、数々のドラマや映画に出演。さらに11月から「知らない人んち(仮)」(テレビ東京系)の放送、19年には映画「ピア~まちをつなぐもの~」、「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」、「“隠れビッチ”やってました。」の公開が待っている。

【番組情報】


「ドクターX~外科医・大門未知子~」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00~9:54

テレビ朝日担当/Y・O
撮影/中越春樹

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