【MLB】メッツの中堅手に西武・秋山の可能性 米メディアが進言「選択肢になるかもしれない」

西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】

今季海外FA権を取得 来季の中堅手はニモも候補

 今季海外FA権を取得した西武の秋山翔吾外野手に、連日米メディアが関心を寄せている。地元局「SNY」も秋山の可能性に注目、「メッツの中堅手の選択肢になるかもしれない」と伝えた。

 今季ナ・リーグ東地区3位に終わったメッツ。外野手にはJD・デービス、ブランドン・ニモ、マイケル・コンフォート、ジェフ・マクニール、ヨエニス・セスペデスらがいるが、「メッツは外野守備を向上させる必要がある」と同記事は指摘する。

 さらに「メッツが今オフに“本物”の中堅手を獲得したいなら、トレード市場(スターリング・マルテ?)かFA市場で探すことになる。しかし、メジャーリーグのFA市場ではない。そこでは不足している」とし、秋山の可能性に言及した。

 日本での通算成績、打率.301、出塁率.376、長打率.454に対しては「大変耐久性があり、ここ7シーズンは毎年131~144試合に出場した」と評価するが、来季32歳を迎える秋山に「しかし、中堅手としてアキヤマの守備は落ちてきているかもしれないと懸念されている」とその寿命の短さに警戒も示した。

 それでも「興味を示しているチームが、アキヤマが少なくともまだ数シーズン中堅手として安定した守備ができると考えれば、そのリスクの価値は十分あるだろう」と獲得を支持している。

 同記事は今季中堅手としてプレーしたニモに来季もプレーさせることもできると言及。ニモは今季、69試合で打率.221、出塁率.375、長打率.407だった。

「しかし、もっと守備が上手い中堅手を求めているのであれば、探さなければならない」と同記事。メッツはこれまで松井稼頭央、石井一久、高津臣吾、五十嵐亮太ら日本人選手との縁が深く、これまで12人の日本人が所属していた。24日からFA権の権利を行使する宣言ができる期間が始まり、11月1日の締め切りまで、さらにその注目度は増していきそうだ。(Full-Count編集部)

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