ベック、新作『ハイパースペース』から新曲「アンイヴェントフル・デイズ」MV公開 ハリウッド人気女優が競演するこのMVにはベックの過去曲へ捧げたオマージュも

Photo : Peter Hapak

グラミー賞を7度受賞、独自の音楽性で絶大な支持を集める現代音楽界のカリスマ・アーティスト、ベック。先日ニュー・アルバム『ハイパースペース』を11月22日に世界同時リリースすることを発表したが、本日10月24日より最新シングル「アンイヴェントフル・デイズ」のミュージック・ビデオを公開した。

アルバムの冒頭を飾るインスト曲「ハイパーライフ」が冒頭に使用され、静かに幕を開けるこのビデオは、スカイ・フェレイラ「Everything is Embarrassing」やソランジュ「Losing You」等のプロデュースで知られる個性派アーティスト/プロデューサー=ブラッド・オレンジという名義で活躍するデヴ・ハインズが監督を務めた。

アルバム・ジャケットと同じような80年代レトロな時代設定で、映画を思わせるシュールな映像が印象的なこのビデオには、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した『レスラー』でミッキー・ロークの娘役を演じ、今冬公開の話題作『アナと雪の女王2』にも出演、かつてはマリリン・マンソンと婚約していたというエヴァン・レイチェル・ウッド、映画『マイティ・ソー/バトルロイヤル』で女戦士ヴァルキリーを演じ、私生活ではジャネール・モネイの恋人と噂されているテッサ・トンプソン、ジョージ・クルーニーとマーク・ウォールバーグ共演の『スリー・キングス』で映画デビューを果たし、コメディ・ドラマ・シリーズ『アレステッド・ディベロプメント』で人気を博したアリア・ショウカットというハリウッドの人気女優たちが競演している。

さらに、この曲は“今や世界は変わってしまった。消えて無くなった。あの平穏な日々・・・”というありし日へのノスタルジーと現在の喪失感を歌っているが、ビデオの中でテッサ演じるキャラクターが着ている衣装は1996年リリースの5thアルバム『オディレイ』からのシングル「デヴィルズ・ヘアカット」のミュージックビデオでベックが着ていたものだったり(途中、古いボルボに乗っている男性が着ているTシャツも「デヴィルズ・ヘアカット」のジャケット)、エヴァン演じるキャラクターが着ている衣装は1999年リリースの7thアルバム『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』からのシングル「セックス・ロウズ」のミュージック・ビデオでベックが着ていたもの、という自身の歴史を振り返るようなオマージュが登場しているのも話題となっている。

■アルバム情報

ベック『ハイパースペース』
Beck “Hyperspace”
視聴・購入はこちら

◎日本盤CD:
発売日:2019.11.22発売
品番:UICC-10044
価格:2,500円(+税)
初回限定特典:ジャケット・アートワーク&タイトル・ロゴ・ステッカー
収録曲:
01. ハイパーライフ
02. アンイヴェントフル・デイズ
03. ソウ・ライトニング 
04. ダイ・ウェイティング
05. ケミカル
06. シー・スルー
07. ハイパースペース
08. ストラトスフィア
09. ダーク・プレイシズ
10. スター
11. エヴァーラスティング・ナッシング
12. ソウ・ライトニング(フリースタイル)*
*日本盤&海外デラックス盤ボーナス・トラック

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