台風19号の被災地に大雨 河川の増水、氾濫、低地の浸水に警戒

24日(木)午後9時[上]と25日(金)正午[下]の雨の予想

 西日本は25日(金)朝にかけて、東日本では25日未明から夜にかけて、東北の太平洋側では25日昼過ぎから26日(土)朝にかけて、雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

25日(金)午前9時の予想天気図

 低気圧が九州の南にあってゆっくり東へ進んでおり、24日夜には日向灘(宮崎県沖)、25日は西日本から東日本の太平洋側を東北東へ進む見込み。低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むとともに、台風21号周辺の湿った空気も低気圧に向かって流れ込む見通し。また、上空に寒気が流れ込むため、25日にかけて西日本と東日本の太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定となりそうだ。

<大雨・雷・突風>

予想される24時間雨量

 西日本の太平洋側では、局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降っている。西日本では25日朝にかけて、東日本では25日未明から夜にかけて、東北の太平洋側は25日昼過ぎから26日(土)朝にかけて、雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。

 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。台風19号で河川堤防等が損傷を受けた地域では、普段より少ない雨量でも土砂災害や洪水の危険度が高まるおそれがある。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう心掛けたい。

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