ハウステンボス来場者 15%増 10月個人客 実質的な値下げ奏功

実質的な値下げが奏功し、来場者が増えたことについて「予想以上の反応だ」と語る坂口社長=佐世保市、HTB

 ハウステンボス(佐世保市、HTB)の坂口克彦社長は24日、10月に来場した個人客数(23日現在)が前年同月と比べ15%増えたことを明らかにした。これまで別料金だったアトラクションを利用できる新たな「1DAYパスポート」を導入した実質的な入場料の値下げが奏功した格好。
 団体を含む全体の来場者数は、前年同月比6%増だった。韓国人観光客の大幅な減少に伴い、インバウンドが同30%減ったことが主な要因。場内レストランが10%引きになるなどの特典を付けたことから、年間パスポートの申し込みも前年同月に比べ80%ほど増えた。
 追加料金が不要になったアトラクションの利用も軒並み増加。いずれも前年同月に比べ、観覧車は3.5倍、「ジュラシックアイランド」は2.8倍となった。
 坂口社長は「予想以上の反応だ。まずは近隣地域の人に来てもらい、遠隔地にも波及させたい」と語った。

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