れいわ新選組の山本代表が長崎に 消費税廃止など訴え

聴衆からの質問に答える山本代表=長崎市桜町、県勤労福祉会館

 れいわ新選組の山本太郎代表は24日夜、長崎市内で市民との対話集会を開いた。約420人の聴衆を前に消費税廃止などを訴え、支持を呼び掛けた。
 次期衆院選を見据え、ミニ集会や街頭演説を通じて支持拡大を狙う全国行脚の一環。聴衆からの質問に答える形式で進行し、子育て支援や、憲法改正などについて持論を展開した。
 山本代表は公務員の定数について「雇用の受け皿として公務員を増やすべき」と主張。消費税を廃止した際の財源として、大企業の優遇をやめ、「法人税の累進化」を挙げた。憲法改正については「1強多弱の状態で変えるべきではない」との見解を示した。
 石木ダム建設問題についても言及。「利水目的と言われているが、疑問符がある。無駄な公共事業はやってほしくない」と述べた。

© 株式会社長崎新聞社