選手投票による各賞受賞者が決定 最優秀選手はトラウト

日本時間10月25日、選手投票による各賞の受賞者が発表され、両リーグから1名だけ選出される年間最優秀選手にはマイク・トラウト(エンゼルス)が選出された。選手投票では、最優秀選手、最優秀投手、最優秀新人、カムバック賞が各リーグから1名ずつ、年間最優秀選手とマービン・ミラー賞が両リーグから1名だけ選出される。今季はトラウト、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)の3名が年間最優秀選手の最終候補者となっていた。

トラウトは、右足の手術により9月の大部分を欠場したものの、自己最多の45本塁打を放ち、打率.291、OPS1.083をマーク。年間最優秀選手とア・リーグの最優秀選手に選出された。ナ・リーグでは、両リーグ最多の126打点を叩き出し、打率.319、34本塁打と自己最高のシーズンを過ごしたレンドンが最優秀選手に選出されている。

最優秀投手は、ア・リーグがジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナ・リーグがジェイコブ・デグロム(メッツ)。最優秀新人は、ア・リーグがヨルダン・アルバレス(アストロズ)、ナ・リーグがピート・アロンゾ(メッツ)。カムバック賞には、ハンター・ペンス(レンジャーズ)とジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)が選出された。

また、フィールド上でのパフォーマンスのみならず、社会貢献も評価の対象となるマービン・ミラー賞は、カーティス・グランダーソン(マーリンズ)が前人未踏となる4度目の受賞(2009年、2016年、2018年、2019年)。グランダーソンは過去10年以上にわたって「グランド・キッズ基金」を通して100万人を超える子供たちに野球の普及活動を行い、貧しい家庭に食事を提供したり、地元シカゴにスポーツ施設を設立したりと積極的な社会貢献活動を行ってきた。その功績が認められ、昨年に続いて2年連続、史上最多の4度目の受賞となった。

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