各地でマンビカー

 毎年9月から12月にかけて残波岬や真栄田岬、宜名真の荒磯にはマンビカーをはじめ、スマガツオやツムブリの群れが回遊してくる。これらの荒磯ではその回遊魚を狙ってルアーマンや餌釣り師でにぎわう。

 ルアーマンたちを特に熱くさせるのが、引きの強さから万力と名付けられたと言う説もあるマンビカー。針に掛かるとジャンプを繰り返し、強い引きで釣り人を楽しませてくれる。

 10月18日、マンビカーが釣れているとの情報が入り、お昼すぎから飛び込み取材で残波岬へ。例年取材しているのは残波ゴルフ場と呼ばれるポイントだが、観光名所でもある灯台下へ様子を見に行くと3人の釣り人を発見した。

 ジグでマンビカーを狙っている様子なので、しばらく様子を見ていると、2人に大物がヒット。慌てて岩場を駆け下り、了解を得てから取材を開始した。

 2人の釣り人はデュランさんと山活成さんで5キロと6キロのマンビカーを次々に釣り上げた。筆者の到着前に2人は連発して釣り上げていたが、到着後はノーヒットだった。

 入れ食いを期待したが、その後はノーヒットで取材を終えた。

 釣り人を夢中にさせるマンビカー釣りだが、ライフジャケット着用と磯靴を履くなど、安全に気をつけて楽しみたい。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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