接触事故気付かず運行、速度超過も 川崎市バス運転手戒告

川崎市営バス(参考写真)

 川崎市交通局は25日、市バスの運転中に交通違反や服務規定違反があったとして、塩浜営業所の男性運転手(56)と鷲ケ峰営業所の男性運転手(57)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 同局によると、塩浜営業所の運転手は8月24日午後4時50分ごろ、川崎区の市道で車線変更した際、後続の乗用車と接触事故を起こしながら、気付かずに運行を続けた。事故を起こす前後には制限速度を超過したり、禁止された区間で車線変更したりといった交通違反もしていた。

 鷲ケ峰営業所の運転手は6月8日午後2時10分ごろ、多摩区の市道交差点を右折せずに誤って直進したにもかかわらず、乗客への説明を怠った上、バスを運転しながら営業所へ無線連絡を行った。これまで服務規律に関する指導を度々受けながら改善が見られなかったという。

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