横浜の大観覧車、デジタル時計消える 相次ぐ台風が影響

台風の影響で、デジタル時計が破損したコスモクロック21=24日、横浜・みなとみらい21地区

 相次ぐ台風の影響で、横浜・みなとみらい21(MM21)地区にある世界最大の時計機能を備えた大観覧車「コスモクロック21」のデジタル時計が破損した。横浜の夜景を彩るシンボルが時を刻めない状態が続き、復旧のめどは立っていない。

 全高112.5メートル、定員480人。日没後、直径100メートルの回転輪を活用し、毎時15分ごとにイルミネーションによる「花火」を打ち上げ、親しまれている。9月の台風15号と今月の台風19号の影響で、大観覧車の中央パネル部分の発光ダイオード(LED)が一部破損し、海側のデジタル時計が表示しにくくなった。

 横浜港大さん橋国際客船ターミナル(同市中区)を訪れた30代のカップルは「MM21地区の夜景を楽しみに来たが、デジタル時計だけが真っ黒なのはさみしい」と残念そう。運営会社が補修作業を急いでいる。

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