野尻さん引退へ「若い子の夢を応援」 富山マラソンレセプション

出席者と歓談する野尻(左から2人目)と藤原(同3人目)=富山第一ホテル

 27日に行われる「富山マラソン2019」の機運を高めようと、大会協賛社向けのレセプションが25日、富山市の富山第一ホテルで開かれ、大会に出場する野尻あずさ(にこあーずランニングファミリー、富山市)と藤原新(スズキ浜松ACヘッドコーチ、富山市)がゲストとして出席した。

 野尻はあいさつで、25日の北日本新聞の引退報道に触れ「ここ数年、いつ引退しようかと考えていた」と明かした。設立したランニングクラブで子どもたちを教える中で「指導者として若い子の夢を応援していきたいと感じた」と引退に踏み切った理由を語った。富山マラソンに向けて「一コマ一コマを大切に、一歩一歩踏みしめて42.195キロを走りたい」と話した。

 藤原は「昨年は足の調子が良くなく、6時間かけて走った。初めての経験だったが、他のランナーと交流して声を掛けられるのがうれしかった。そういう楽しみ方もあると知った」と振り返った。

 レセプションは北日本新聞社が開き、協賛社の約80人が出席。蒲地北日本新聞社常務があいさつし、蔵堀祐一県総合政策局長の発声で乾杯した。荒井克博県教育・スポーツ政策監が中締めした。

引退について語る野尻(左)。右は藤原
大勢の関係者が集まり、大会の成功を祈った

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