日本テレビ系で10月26日放送の「マツコ会議」（土曜午後11：00）では、全国の老舗旅館の若おかみたちが群馬・伊香保温泉に集まり、情報交換や悩みを相談し合う「全国旅館ホテル若女将～つぼみの会～」から中継を行う。
同番組は、話題となっているディープな場所と中継を結んだ会議を開き、総合演出のマツコ・デラックスが、その知られざる内容を深掘りするバラエティー。「～つぼみの会」は26年前に発足し、現在は日本全国の若おかみが20人所属しているという。元TBSスポーツ局長の秘書で、大手広告代理店・電通勤務を経て伊香保温泉にある老舗旅館の若おかみに就いたという会長は、「過去に一番つらかった出来事」は30億円も借金を抱えてしまったことだと打ち明ける。
多額の借金をした原因は、2004年に「伊香保の三重苦」と言われる「浅間山噴火」や「新潟県中越地震」、さらには日本各地で起こった「温泉偽装問題」により観光客が激減し、破産に追い込まれたからだという。しかし、家族と話し合い「私たちは何を大切にしなければいけないか、この旅館という商売を通してお客さまに貢献して社会に役立つ企業を作っていかなければ」と考え方を見直したそう。その結果、昨年、見事に30億円を返済し、黒字経営に転換したと激白する。
会長のほかにも、まだ独身で、旅館の後継ぎ問題に悩める若おかみや、合コンで夫と出会い嫁いだという、外務省出身の若おかみが行った大改革に一同騒然！ そんな波瀾万丈な人生を歩む老舗旅館の若おかみたちの姿を見たマツコは、「歴史と伝統が長く続いている旅館って、ちゃんと時代に合わせて変えているところなのね…」と感心しきりだった。
