GSOMIA「韓国の賢明な対応を期待」防衛相

 河野太郎防衛大臣は25日の記者会見で日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について「地域の安全保障に役立ってきた面がある」とし「韓国政府には賢明な対応をしていただきたいと思う」と再延長を行うよう期待した。

 一方、徴用工問題をめぐる韓国大法院(最高裁)判決を受けた韓国政府の対応については改めて「韓国政府が(日韓請求権協定に基づき)適切な対応をとることが日韓関係を改善する大きな一歩になる」とし「韓国政府にそうした対応をしっかりとってもらいたい」と求めた。

 また自衛隊の中東派遣について検討しているなかで自民党内からペルシャ湾内でも活動を検討するべきという声が出ていることについて、受け止めを記者団から問われ「オマーン湾、アラビア海北部、バブ・エル・マンデブ海峡の東側を中心に検討をしていくが、現時点で、どこかの地域を排除している訳ではない」とかわした。また「地中海とか、そこまで行くとは考えていないが」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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