街路樹に大量のムクドリ「ふんが落ちてくる」 枝せん定、鳥よけ効果は? 

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鳥が集まる街路樹。電線への対策後、より密度が高まっていた(9月5日、京都府京田辺市)

 大量のムクドリが集まる京都府京田辺市の近鉄新田辺駅前で、同市が25日までに街路樹の枝を切った。今夏、電線に鳥よけの対策が施されて効果を上げているものの、次は周辺の街路樹に鳥が集中していた。市は枝を落としたことで鳥がどう動くのか、影響を注視している。

 同市では、2008年ごろからムクドリの大群が確認され、ここ数年は新田辺駅前の電線や木に集まるようになっていた。「ふんが落ちてくる」「鳴き声がうるさい」などの苦情が市にも寄せられていた。
 今夏、市の依頼を受けて関西電力は、電線に鳥よけのワイヤや突起物などを設置。おかげで電線にとまる鳥はほとんどいなくなったが、次は街路樹に集まるようになり、通行人からは「ふんの臭いが強くなった」との声も聞かれていた。
 市施設管理課によると、街路樹のせん定は24日から駅前のロータリーなどで実施。「ムクドリのためでなく、年2回の定期的なせん定」としているが、鳥が集まれる枝はかなり少なくなった。
 ムクドリ対策に取り組む市環境課は「せん定で環境が変わるので、移動してくれるかもしれない」と期待。まもなく、鳥が一斉に姿を消す時季を迎えるとあって、「このまま収まってくれればいいが、来年はどうなることか」と気をもんでいる。