クラッシュのアルボン「大勢がミスしていたが、僕は誰よりも大きなミスを犯した」:レッドブル・ホンダ F1メキシコGP金曜

 2019年F1メキシコGPの金曜、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンはフリー走行1=4番手/2=20番手だった。

 FP1では21周を走り1分17秒949をソフトタイヤでマーク。FP2では序盤にバルテリ・ボッタスを抜いた後、体勢を崩してスピン、ターン7のバリアにヒットした。アルボンはFP2で5周の走行にとどまり、ミディアムタイヤでの1分21秒665で最後尾に沈んだ。

 チーム代表クリスチャン・ホーナーは、GP TODAYに対し「左側にいたメルセデスに気を取られていたのだろう」と語った。「初めて走るサーキットで走行時間を失うことになり、彼にとって残念なアクシデントだった。できるだけ多く周回を重ねることが重要だったのだが」
「誰でもミスは犯す。FP1ではうまくやっていたのに残念だった。作業を積み重ねていく機会を失ったので、チームメイトのデータを参考にするしかない」

2019年F1第18戦メキシコGP FP2でクラッシュし、ピットに戻るアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン フリー走行1=4番手/2=20番手
 今日初めてこのサーキットを走った。楽しかったよ。スタジアムセクションはクールだし、いいコースだね。

 とはいえ、いい一日だったとはいえない。FP1は問題なかった。最初からマシンにいい感触を持ったし、バランスにも満足していた。でもFP2で縁石に少し乗りすぎて、リヤのコントロールを失ってしまった。今のF1マシンはスナップが出ると、対応が間に合わない。

 馬鹿なミスを犯し、その代償を払った。走行時間を大量に失い、明日遅れを取り戻さなければならなくなった。でもFP3にはしっかり準備を整えて臨むことができると思う。それが一番重要なことだ。

 マックス(・フェルスタッペン)の走りから、僕らのマシンがロングランで速いことが分かった。あとは予選に向けて調整していく必要がある。予選ではフェラーリが強いだろうね。

 FP3で重要なのは、改めて自信を築き上げ、リズムを取り戻すことだ。雨が降ってコンディションが変化するかもしれない。それが展開を面白いものにする可能性があるよ。

(GP TODAYにクラッシュについて語り)リスクを取り過ぎたというわけではなく、ただの馬鹿なミスだ。大勢のドライバーがミスをしてコースオフしていたが、僕は誰よりも大きなミスを犯してしまった。

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