町田忍イラスト│町田さんが見せる昭和レトロなイラスト

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今回は町田画伯のイラスト第三弾。ここまで車が続いているので、ちょっと趣向を変えて、建物や懐かしい生活用品などをご紹介。昭和レトロな建物を見る機会も、新時代・令和に入り、少なくなってきているはず。これはこれから貴重な資料になる予感?

学生街の喫茶店…ああ、懐かしき昭和建築

なんてGAR◯的な思い出を彷彿とさせる建物、あったよね。
世界的なスポーツイベント(大人の事情で正式名称は言えません)が来年開催される、ということもあって、この頃の東京の街はどんどんどんどん新しい、近代的なビルがにょきにょきと生えていっている。そうなると、当然狭い東京。それらを作るために古い家屋や店舗が姿を消していってしまうのである。生活が便利になるのはいいけど、昭和オヤジからすれば、自分の青春を思い出させるような建物が消えていくのは寂しい限りである。
今回の町田さんの作品は、そんな昭和建築を絵としてこの世に残してくれる貴重な作品なのである。
そんなわけで、町田さんが描く昭和建築の世界へ誘おうではないか!

こちらはかつて早稲田に存在した、「名曲喫茶らんぶる」の在りし日の姿。現役で通ったことがない人でも、廃墟としても有名だったので早稲田の学生ならば知っている人も多いのではないだろうか?レンガ造りの外観や、「らんぶる」のフォント、ペプシのマークなど、懐かしくなる要素が満載だ。

そしてなにより名曲喫茶………うーん、この響きだけでもかなりのノスタルジーを感じさせてくれる。まだ個人でレコードなどを所蔵することが難しい時代に一斉を風靡したカフェ業態だ。流れるクラシックに耳を傾けながら、コーヒー、あるいはソーダ水をいただく…そしてしばらくしたら彼女がやってきて…なあんて情景が目に浮かぶようだw
だが、町田さんによると、名曲喫茶だけどクラシックじゃなくて、おっさんが株式市場を聞いていたとかなんとか(笑)。

ちなみに「らんぶる」って名前の喫茶店は、「来夢来人」って名前のスナックくらい多いイメージだが、どうしてなんだろうか?w

お次は広島県は尾道で「ガウディハウス」と呼ばれ、親しまれている古民家。正式名称としては「旧和泉家別邸」と言うらしい。どうやら昭和8年に、一人の大工さんによって作られたものらしい。なぜガウディハウスと呼ばれているのかは定かではないが、日本家屋にしては珍しく曲線が使われていたり、なんとなくガウディ風な装飾が理由ではないかと言われている。斜面に沿って建てられているので、入り口と出口の階数が違っていたりと、実態としてはエッシャーの騙し絵みたいな感じだw
昭和初期の洋風建築という貴重な建物で、尾道の空き家再生プロジェクトのシンボルとなっているらしい。うーん、入ってみたい。

こちらはこれまでと違って、名もない民家兼雑貨屋。町田さんが小樽で見かけたらしい。建築様式としては町田さん曰くマンサード様式というらしく、屋根裏部屋を作るのに適した建築様式らしい。一時期流行ったらしく東京の神田周辺などでも見られたものとのこと。
それにしても、まあ、こういう建物を見つけてくる町田さんのアンテナがおもしろいw

他にも現在改装中の九段会館(旧・軍人会館)や銀座和光の時計などもイラスト化されていた。九段会館なんかの細かいレンガも精密に書き写しており、すごいクオリティーだ(゚A゚;)ゴクリ

生活用品や、鬼瓦も守備範囲!

町田さんのイラストは、車などに限ったものではなく、建造物はもちろん、こんな感じでちょっとした生活用品など多岐に渡る。ただ、被写体になるものはどれもどこか懐かしく、そこは共通しているのだ!
このイラストなんかは、懐かしいネズミ捕りに、役行者の像、鬼瓦に、なんとも懐かしい屋台リヤカー。特にネズミ捕りなんか懐かしくない?

モデルとなった本物とパチリ(笑)。しかしまあ、かなり雑な罠だよねコレwでも威力は強力!試しに町田さんが実演してくれたけど、ものすごい勢いで挟むんだねぇ。……とはいえ、これに挟まれたネズミを処理する自信はないかな。ネズミが大量発生したってニュースもあったし、渋谷のコンビニとかに寄付してあげたらいいように思う(笑)。

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町田:これ、威力知ってる?

ポン:いやー、存在は知ってたけど実際には見たことないですね…。

町田:この安全装置を掛けて…ここに引っかかると………いくよ?

一同:wwwww
ポン:すっごい威力!!!
IT:こわぁ………(゚A゚;)ゴクリ

ネズミ捕りのイラストに、ネズミ捕りにおっかなびっくりしている貴重な町田さんの姿を収めることができた今回の取材は大成功と言っていいだろうw何回も続いてしまっているが、実はまだ作品がたっぷりあるので、もう少しお付き合い願いたい!

ゴールデン横丁の仲間たち | 町田 忍(まちだ しのぶ)

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