モーターショー、青海会場結ぶ無料シャトルバスが大混雑! 攻略法は!?【東京モーターショー2019】

東京モーターショー2019

東西2つのエリアをシャトルバスで3分間隔でピストン輸送、でもふたを開けてみれば・・・

東京モーターショー会場(東京ビッグサイト)無料送迎用シャトルバス【東京モーターショー2017】

今回の東京モーターショー2019は、初めての試みとして会場をお台場地区の東西エリアに拡散させた。東側は東京ビッグサイト西・南展示棟と、DRIVE PARK、西側の青海エリアに東京ビッグサイト・青海展示棟とFUTURE EXPOのMEGA WEBに分かれ、そのふたつのエリアをOPEN ROADと呼ばれる無料展示のある歩行者道で東西に結んでいる。

しかし徒歩で2エリアを移動しようとすると、大人の足でも片道20分程度かかる。子連れの来場者などはちょっとキツいだろう。そこで主催の自工会は3分~5分間隔で運行する無料の会場間シャトルバスを用意した。しかし・・・

東京モーターショー2019

一般公開前に行われたプレスデー(10月23日・24日)でも、30分以上の待ち時間が発生。初の週末となった10月26日(土)では、それ以上の待ち時間がかかったのだ。SNSでは多くの来場者からシャトルバスの「40分待ち」「1時間待ち」といった状況に悲痛な叫び声が飛び交っていた。運行するバス車両にも問題があった。出展する自動車メーカー保有のものなどを寄せ集めたため、乗降に時間がかかるうえ、乗車定員の少ない観光バス車両が来る場合も。このためさらに混雑に拍車をかけたのだった。

シャトルバス混雑の場合は、ゆりかもめを使うべし!

東京モーターショー2019

ただでさえ混雑する東京モーターショー。主催者は会場を拡張したことで、来場者数100万人を目指すとしている(前回2017年の来場者数は約70万人)。シャトルバスを仮に今後さらに増便させたとしても限度がある。

幸いにして、2つのエリアは新交通システム「ゆりかもめ」が結んでいて、それぞれ青海駅と東京ビッグサイト駅が最寄りとなっていて、約1分で移動できる。SuicaやPASMOといった交通系ICカードの利用で片道189円。

さらに鉄道路線の東京臨海高速鉄道りんかい線も並行して東京テレポート駅と国際展示場駅を結んでいる。こちらの場合で210円(交通系ICカード利用)とちょっと割高だが、10両編成の鉄道でゆりかもめが混雑している場合は利用価値がある。ともにお金はかかるが、効率を考えたら迷わず利用をお勧めする!

もちろん、OPEN ROADをのんびり見学するのも楽しい。多種多彩なクルマや未来のモビリティなどを見たり体験出来たりするから、大人も子供も飽きることがないはずだ。片道はシャトルバスやゆりかもめでラクラク移動。片道はOPEN ROAD。という組み合わせも良いだろう。

閉館するとシャトルバスも終了! 臨時駐車場利用者は場合は特に注意せよ!

東京モーターショー2019

もうひとつ注意しないといけないのが、バスが運行している時間帯。東京モーターショー2019の開場時間とバスの運行時間が同じなのだ。つまり、閉館ギリギリまで見学した後に移動しようとしても、もうバスは終わっている。青海や有明会場近隣の臨時駐車場に停めた場合は、特に注意しないといけない。

なお10月27日・11月3日の各日曜日と最終日の11月4日(祝)は、東京ビッグサイトから離れた青海ふ頭エリアに臨時駐車場が開設されるため、そちらへ向かうバスのみ閉館後1時間までは運行する。

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