男子は須河初優勝、女子廣瀬V 富山マラソン

笑顔でゴールする男子優勝の須河(左)と女子優勝の広瀬=富岩運河環水公園

 県内最大のフルマラソン大会「富山マラソン2019」は27日、高岡、射水、富山の3市を通るコースで行われ、男子は須河宏紀(28)=富山陸協、南砺市=が2時間22分43秒で初優勝し、女子は廣瀬光子(45)=東京陸協、東京都=が2時間46分6秒で2年連続3度目の頂点に立った。

 令和初の開催となる第5回大会は、フルマラソンと車いす(9キロ)、ジョギング(約4キロ)の3部門に過去最多の計1万4236人が出場した。

 日本陸連の公認コースで行われたフルマラソンは、曇り空の下、1万3186人が高岡市役所前をスタート。途中に雨が強く降ったが、高岡大仏前や射水市の新湊大橋を通って富山市の富岩運河環水公園にあるゴールまで、過去最多の1万2593人が7時間の制限時間内に完走した。

 車いすは出場12人のうち10人がゴール。ジョギングの部は1038人が参加し1037人が完走した。

 一般の県民と、沿道30カ所に配置された応援団体がコース各所で声援を送った。実行委員会事務局によると、沿道応援人数は12万5千人だった。ボランティアとスタッフ計4千人以上が大会運営を支えた。

 富山マラソン実行委員会、富山陸上競技協会主催。県、富山市、高岡市、射水市、北日本新聞社共催。同協会主管。

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