2019年、最も「株価が爆上げ」になった10名がこれ

2015年に開設された「Football Index」というサイトがある。これはサッカーの選手の価値を株式として扱い、実際のお金を費やして取り引きするというギャンブルサービスである。

需要と供給に応じて選手の株価は増減し、安い間に購入して高くなった時に売ることで収入が得られる。まさに現実の株式市場と同じようにデイトレードするのだ。

「本気で金を賭けた男たち」が選手を取引するサイトで、2019年1月1日から10月3日までの間に最も価値を上昇させた選手とは?TOP10をご紹介する。

10位:ブカヨ・サカ(アーセナル)

増加率:184%

2019年1月1日、サカの株は1.03ポンドで販売開始された。その日はたまたま彼がフラム戦でデビューした。それから数ヶ月はほとんど変わらなかったし、3月になっても1.04ポンドだった。

しかし9月にはアーセナルで出場機会を獲得し、フランクフルトとの試合で初ゴールを決めた。ウナイ・エメリが彼を称賛し、新しい契約についても言及された。そして株価は10月3日に2.93ポンドまで上昇している。

9位:カラム・ハドソン=オドイ(チェルシー)

増加率:191%

チェルシーのヤングスターとして今年ブレイクしたハドソン=オドイ。バイエルンから熱烈なオファーを受けていたと言われているが、大きな怪我を負ったこともあって破談に終わっている。

1月1日には1.64ポンドであった株価は、2月1日に2.30ポンドに上昇。それからもぐんぐん高騰を続けており、10月3日には4.77ポンドに達している。

8位:メイソン・グリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)

増加率:213%

昨季の段階ではまだトップチームに入ってすらいなかったグリーンウッド。とはいえ評価は高かったため、1月1日の株価は1.50ポンドであった。

しかしそれからPSG戦でのデビュー、プレシーズンでの活躍を経て徐々に高騰していき、トレーダーは彼の株を買い求めた。それによって4.69ポンドまで上昇している。

7位:トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)

増加率:217%

それほど説明する必要もないだろう。1月1日には1.21ポンドに設定されていたのだが、それからトレーダーが続々と買い求めたことからあっという間に高騰した。

10月3日の時点で株価は3.84ポンド。攻撃の選手ではないこともあってやや安めにならざるを得ないとはいえ、上昇率はかなり高いものとなっている。

6位:ジェームズ・マディソン(レスター)

増加率:226%

昨季レスターでプレミアに初挑戦したマディソン。1月1日では1.24ポンドに過ぎなかったが、6月には2.31ポンド、9月1日に4.06ポンドにまで上昇している。

わずかに今季のスタートからは低下しているものの、それでも10月3日の段階で4.04ポンドに留まった。226%の上昇率になっている。

5位:メイソン・マウント(チェルシー)

増加率:297%

ダービー・カウンティに貸し出されていた1月1日にはわずか0.97ポンドという株価になっていた。その時点ではチェルシーに補強禁止処分が課せられることも確定しておらず、彼の未来は不透明だった。

しかし2部での活躍で1.64ポンドまで価値を高めると、チェルシー復帰からも活躍を続け、10月3日には3.77ポンドまで高騰している。

4位:タミー・エイブラハム(チェルシー)

増加率:381%

彼もチェルシーの移籍禁止処分から恩恵を受けた選手だ。アストン・ヴィラに貸し出されていた1月1日にはまだ0.77ポンドという株価になっていた。

しかしプレミアリーグに戻ってからは目覚ましいゴール率を記録しており、10月3日には3.70ポンドにまで上昇。プレミアでも屈指のストライカーと評価された。

3位:ダニエル・ジェームズ(マンチェスター・ユナイテッド)

増加率:384%

マウント、エイブラハムと同じく今季2部からプレミアへと昇格した選手。特に彼の場合はスウォンジー所有だったため、株価は1月1日で0.61ポンドになっていた。

誰もそのときにはマンチェスター・ユナイテッドに移籍することを予測していなかったのだろうが、夏の動きがあった後に株がすさまじい勢いで買われた。その結果2.95ポンドまで上昇している。

2位:ジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリー)

増加率:454%

このトップ10プレーヤーのランキングにはプレミアリーグの選手が8人おり、それ以外は2名のみ。しかし彼らが1、2位を独占している。

ジョアン・フェリックスは1月1日の段階での株価が0.75ポンドに過ぎない選手であったが、その後急激な成長を見せた。10月3日には4.11ポンドまで上昇しており、454%の上昇を記録している。

1位:マルティン・ウーデゴール

増加率:705%

昨季はオランダにローン移籍していたウーデゴール。レアル・マドリーに加入した2015年には世界屈指の天才と持て囃されていたが、それは過大評価だった…と殆どのファンが思っていただろう。1月1日には株価が0.41ポンドになっていた。

しかしながらそれから急激に彼が活躍を見せるに従って価値は上昇し、レアル・ソシエダ移籍後のインパクトがそれを加速させた。10月3日には3.30ポンドに達している。

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