高校サッカー長崎県大会 国見、4年ぶり準決勝へ

【準々決勝】前半2分、国見のMF日下部が正確なクロスで先制点をアシスト=県フットボールセンター

 この大会22度の優勝を誇る国見が、4年ぶりに準決勝進出。シード校の島原商から4ゴールを奪うと、相手のシュートはわずか2本に抑えた。木藤監督の「練習で調子のいい選手を思い切って使ってみた」という采配に、選手たちが結果で応えた。
 前半2分、いきなり先手を取った。MF日下部が左サイドを駆け上がってクロスを供給。待ち構えたFW寺島が「浮かさないように体を投げ出した」と豪快なダイビングヘッドで決めてチームを勢いづけた。その後は5人の選手を入れ替えるなど、余力を残しながらリードを広げる充実の内容だった。
 準決勝の相手は6月の県高総体準々決勝で敗れた創成館。フォーメーションも「3-4-2-1」同士のミラーゲームが予想される。主将のDF村田は「前回負けてから、やるべきことはすべてやってきた」と雪辱を期していた。

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