敵地での第5戦を制したアストロズ V確率は82%!

本拠地で連敗スタートとなったアストロズは、敵地ナショナルズ・パークで3連勝し、2017年以来2年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけた。MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンスによると、「2-3-2」のフォーマットで行われたポストシーズンのシリーズのうち、最初の4試合で2勝2敗となったケースは55度あり、そのうち38度(69%)は第5戦の勝者がシリーズを制しているという。さらに、そのうち2勝2敗から第5戦をビジターのチームが制したケースは22度あり、18度は第5戦の勝者がそのままシリーズを制覇。今年のアストロズと同じ状況になったチームのうち、実に82%が勝者となっているのだ。

また、「2-3-2」のフォーマットで行われたポストシーズンのシリーズで、3勝2敗となってホームで第6戦を迎えたチームは46度のうち35度勝者となっている(76%)。ワールドシリーズに限定すると、24度のうち17度となる(71%)。全てのポストシーズンのシリーズにおいて、4勝先取のシリーズで0勝2敗から逆転したケースは14度あり、ワールドシリーズでは1996年のヤンキースが最後。アストロズが今年のワールドシリーズを制すれば、23年ぶりの快挙となる。

ワールドシリーズ史上、ホームでの最初の2試合に連敗してからシリーズを制したのは、1985年のロイヤルズ、1986年のメッツ、そして1996年のヤンキースの3球団だけ。1996年のヤンキースは2連敗からの4連勝でワールドシリーズ制覇を決めているが、第6戦にエースのジャスティン・バーランダーが先発するアストロズは、そのヤンキースの再現を成し遂げることができるだろうか。球界を代表するエース右腕のピッチングに注目だ。

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