竹内涼真が日曜劇場初主演! 本格ミステリー「テセウスの船」ドラマ化

TBS系では竹内涼真主演の連続ドラマ「テセウスの船」を2020年1月期(日曜午後9:00、開始日未定)に放送することが決まった。主人公の田村心(竹内)が31年前にタイムスリップし、父親が犯人として逮捕された連続毒殺事件の真相を探るミステリーで、同系ドラマ初主演となる竹内は「僕がこのドラマで演じるのは“殺人犯の息子”です。31年前の殺人事件で父親が逮捕され、顔も見たことがない父親のせいで長年苦しい思いをしてきた青年です。重い役柄ではあると思いますが、それ以上に日曜劇場の主演ということで、このような大役を演じさせていただけることを今はすごく幸せに思っています」と意気込んでいる。

ドラマは東元俊哉氏の同名漫画を原作に、平成元年に警察官の父親が殺人事件を起こし、父が逮捕されてから母親と共に世間から後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきた心を主人公にしたミステリー。事件から31年がたち、最愛の妻から「お父さんを信じてみて」と言われた心は、拘置所にいる父に会おうと決意。しかし、当時の事件現場に向かうと突然霧に包まれ、過去にタイムスリップしてしまうストーリーが描かれる。タイトルはギリシャ神話がモチーフとなったパラドックス(逆説)のことで、心が父の事件を阻止すれば家族の笑顔が取り戻せるはずと、“過去を変える”タブーに挑むのが見どころとなる。

竹内は「今回のお話をいただいて原作を手にとってみたのですが、読み始めてすぐにそのストーリーにぐっと引き込まれ、最後まで一気に読めてしまったのが印象的でした。ミステリーやタイムスリップといった要素もありますが、そこに家族の愛の物語も織り込まれ、今までに読んだことのない非常に面白い作品です」と物語に引き込まれたことを明かし、「絶対に良い作品を視聴者の皆さんにお届けできるよう、キャストの皆さん、スタッフの皆さんとともに来年1月の放送に向けて精いっぱい頑張っていこうと思います。放送まで、ぜひ楽しみに待っていてください」と訴えている。

原作の東元氏も「このドラマ化の企画をいただいて一番驚いたのは、キャストの皆さんの豪華さです。田村心役の竹内涼真さんをはじめ、どの配役もぴったりで、続報にご期待いただければと思います。脚本も素晴らしくて、原作にはない設定やシーンが多くあります。僕としてはこれがとてもうれしくて、毎回脚本を読ませていただくたびに感動しています。また、この作品はサスペンスの部分も魅力の一つですが、その一方で世間から突き放された加害者家族の愛の物語でもあります。原作ファンの方々や、より多くの視聴者の方々に、このドラマが届いてほしいです」とドラマに期待を寄せている。

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