2019年F1メキシコGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは今季10勝目を挙げた。この勝利はメルセデスF1にとって100勝目にあたる。
ハミルトンは3番グリッドからスタート、1周目にレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと接触し、5番手にポジションを落とした。4周目には4番手に上がり、トップグループの1ストップ勢のなかでは最も早い23周目にミディアムタイヤからハードに交換。44周目にトップに浮上し、そのまま優勝を飾った。
タイトル争いの唯一のライバルであるチームメイトのバルテリ・ボッタスが3位に入ったことで、ハミルトンの2019年王座はメキシコでは確定しなかった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
メキシコで僕らは毎年苦しんできたから、今回も大変な週末になると覚悟していた。だからこの結果にはびっくりだ。ライバルに遅れを取っていると考えたからこそ、懸命に努力を続け、それが最後にはいい結果につながった。
スタート直後は本当にクレージーだった。(セバスチャン・ベッテルに)コース外に押し出され、その後、マックスにヒットされた。そこから挽回するのは簡単ではなかった。フロアが大きく破損してしまって、リヤエンドが安定しなかったので、ドライビングの仕方を変えて対応しなければならなかった。
一体どうやってレースを続けることができたのか、自分でも分からないが、とにかく走り続けたよ。
チームは戦略の面でも最高の仕事をしてくれた。かなり早い段階でピットストップをした。あの時は正直言って早すぎると思ったが、最後にはすべてうまくいった。
今日来てくれたファンのために、どうしても今日勝ちたかったんだ。ドライバーズパレードの時にも大きな声援をくれた。彼らのためにいいパフォーマンスを見せたいと思っていたから、今日勝つことができて本当にうれしく思う。