侍J稲葉監督、自ら打撃投手に 會澤、小林、甲斐の3捕手に投げ「少し長めに打たせたい」

自ら打撃投手を務めた侍ジャパン・稲葉監督【写真:福谷佑介】

「バッティングピッチャーも足りないということで私が投げました」

 11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は28日、沖縄・那覇市内で2次合宿をスタートさせた。日本シリーズに出場していたソフトバンクと巨人の6選手ずつ、計12選手もこの日から練習に加わり、野手はシートノックやフリー打撃、投手はキャッチボールやサインプレーの確認などを行った。

 練習を終盤に差し掛かった頃だった。選手に声をかけながら、練習を見守っていた稲葉篤紀監督がグローブをはめると、マウンド方向に向かっていった。数球キャッチボールを行うと、フリー打撃で最終組だった會澤翼、小林誠司、甲斐拓也の捕手3人に対して、打撃投手を務めた。

 練習終了後、稲葉監督は「少し長めに打たせたいということで、バッティングピッチャーも足りないということで私が投げました。キャッチャーにも投げさせてもらっているんですが、少し緊張気味だったかな」とコメント。選手たちの打撃の状態を上げるため、指揮官自らが一肌脱いだ形となった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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